日々雑感

廣森個人や研究室に関する簡単な日記です。

2016年3月

3月31日


今日は今年度の最終日。午前中から英語教員の全体ミーティングなどもありました。いくつかトラブルもあったりして,早くも先行きが不安な感じ。大丈夫なのかしら。


Oxfam(貧困の人々への国際支援団体)が発表したある調査結果によると,世界の富豪62人の総資産と世界の人口の約半数35億人の総資産がほぼ同額とのこと。


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3月29日


卒業生が追いコンの時の写真を送ってくれていた。当日,私は5時から飲んでて,このあたりは9時ぐらいなので,あまりよく覚えていないのだけど,よく見るといっぱいいますね(笑)。この子たちにかけた時間やエネルギーを考えると,もう1冊ぐらいは本を書けていたような気もしますが,この写真を見せられると,こっちの方が価値があったな。




そんなこんなでようやく3期生を送り出したと思っていたら,今日は新3年(5期生)のゼミ生2人が研究室に訪ねてきてた。なかなか面白い男の子たちで気が合いそうな予感はするが,どうなることやら。


そのうちの1人がマスクをしてたので,「お前,風邪か?」(うつすなよ…と思いながら)聞いたら,「花粉症です」と。それから研究室にそこそこ長くいましたが,一度もくしゃみをしたり鼻をかんだりがなかった。「研究室に来る前までは鼻水じゅるじゅるでした」と言ってたから,やっぱり空気清浄機というのはすごいんだな。


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3月28日


今日は朝から会議やら,打ち合わせやらが計3つ。疲れたぞ。


朝日新聞デジタルにこんな記事が出てました。中野って何年か通ってみて分かったけど,いい街だな。


写真といえば,今年度も卒業生から自分たちで作った卒業アルバム,あと特製・メッセージブックなどをいただきました。2年前の4月に撮った写真(左上)と現在(右上)を見比べると,皆さん,2年間で大人らしい,いい顔になりましたね。






立派なお花もいただきましたけど,こんな立派なお花,奥さんにも贈ったことないですわ。というか,学生さんにとって,私のイメージってこんなんなのかしら(笑)。




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3月27日


昨日は,卒業式。学部のゼミとしては3期生,大学院のゼミとしては1期生を送り出す日でした。去年の卒業生まで,みんな(遠い人は名古屋や大阪から)来てくれてました。こんなことは普通ではありえないんだよな。ということで,追いコンの前は既卒生と0次回(笑)。


今年の3期生は,(誰かと比べたりしているわけではまったくありませんが)気持ちのやさしい学生が多かったように思います。そのおかげもあって,私自身も2年間,とても気持ちよく過ごさせてもらいました。ただ,一歩社会に出ると,(去年も書いたけど)「やさしさなどというのは一瞬にしてバカにされる」というのが世の中のつね。あの子たちのことだから,人一倍,傷つくことも悩むこともあるでしょう。でも,私が確信をもって言えることは,彼ら,彼女らが感じたこと,信じたことは間違っていないということ。


思い切りやりなさい。失敗したっていいんだから(命まで持っていかれることはありません(笑))。挫けそうになったら,いつでも戻っておいで。みんなが戻ってきたくなるような場所を作ってくれたのは,あなたたちなんだから。




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3月25日


この時期は自分の研究をしたり,来年度の準備をしたりで忙しいんだけど,今日の午前中は卒論の添削で潰れた。おいおい,まだやってるのかよ(笑)。まあ,その甲斐あって,最終的には良いものができました。


ということで,明日は卒業式。


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3月24日


昨日のこと。話し終わってふと別れ際に「新年度もどうぞよろしくお願いしま~す」と。こういう一言が自然に出てくるような大人になりたい。とても大事なことだと思ったので,今日,どうでもいい用事のついでということで,ちょっとしたお菓子を差し入れてきた。


お仕事(=お金を稼ぐ)というのは,基本的に大変なもの。でも,大変なことを大変そうにやる人は普通。大変なことを楽しそうにやる(やっているように見せる)人は魅力的。


今日は夕方から4年生の卒業パーティー。これまで何度か誘われたような気もするけど,顔を出したのは今年が初めてかな。皆さん,楽しそうでした。というか,彼ら,彼女らもあと2日で卒業しちゃうのか。




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3月23日


3月も下旬ということで,そろそろ桜の時期が近づいてきました。自宅のベランダからも桜の木が見渡せますが,こちらはまだ2~3分咲きという程度。見ごろは来週あたりでしょうか。


何の前触れもなく,いきなり自宅のWiiが壊れてしまった。これは一大事。なぜって,Wii Fit Plus(=私の唯一の運動)ができなくなるから。仕方がないので,今週は「大根おろしダイエット」。と言っても,普段の食事に大根おろしが加わっただけだけど。


先日は学生の論集が印刷されてきてたけど,今度は教員の紀要(=教員の論集みたいなもの)ができたそうです。ちなみに,うちの学部紀要に院生が登場するのは,「飲み会おじさん」が初。彼は大学院の院生論集でも第1号(掲載論文は1編だけ)に登場してたので,いろいろとパイオニアですね。さあ皆さん,(各方面で)パイオニアにどんどん続きましょう!そして,元祖パイオニアは更なるパイオニアを目指しましょう(笑)!




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3月22日


週末(連休)に頑張ったご褒美なのか,今日は元気が出ることがいっぱい。


関西にいた時,大学院の講義を通常(週1)の授業の時に1回,集中講義の時に1回,受講してくれていた院生さんから,無事に博士課程を修了し,学位を取得された旨のお知らせをいただきました。ああいう立派な院生さんが頑張っていることを知れるというのは,自分のことのように嬉しいものです。


関東に来て1年目は何とか集中講義でお邪魔しましたが,2年目以降はさすがに体が持たなくて引き受けられませんでした。講義を受けてくれてた院生さん,みんないっぱい勉強するし,真面目で性格もいいし,こちらが「育てられる」ことが多かった彼ら,彼女らでした。


博士つながりでもう1つ。今日,研究室に遊びに来てた学生さんの話,かなり面白かった。本人も就活や進学で悩んでいて,妹さんも(来年)大学受験で大変な中,一家の大黒柱のお父ちゃんが大学院(しかも博士課程)に行き出した,と。笑っちゃいけないけど,面白すぎる。そういうお父ちゃんに育てられたから,ああいう子が育つんだな(笑)。


単行本の企画を考えてくれというので,こんな感じでいかがですかとお返事したら,是非お願いできればと。いやいや,即決すぎるでしょうに。しかも,テーマ的に私なんかのところにお願いして大丈夫なのかなあと思わなくもない。一方で,「どんな方たちとなら,お仕事が気持ちよくはかどり,また内容的にもよいものになりそうでしょうか?」と言ってくれているので,是非一緒にやりたいと思っている先生方と仕事をしているところを妄想したら,何だかワクワクしてきた。


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3月20日


仕事のしすぎ(かどうかは分からないけど)歯が痛い。いつものことだけど,やりすぎるとすぐ痛くなる。困ったものだ。


数日前,学部の学生論集が届いていました。うちのゼミからは無事,4名の卒論が掲載されたようです(おめでとうございます&お疲れさまでした)。ということで,今度はゼミ論集の編集が追い込み。




とある本を読んでいたら,「NSのフランス語の名詞のジェンダーの文法知識の解釈」という表現が出てきた。もうちょっと分かりやすくならないのかな。


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3月19日


昨日はわざわざ中部地方から研究室訪問に来た学生さんの対応。立派な指導教員のもとで指導を受けているので,ああいう立派な学生さんが育つんでしょうね。うちの学部生,院生もやってきて,いろいろ一生懸命お話してくれてたので,少しでも参考になっていればと思います。


CNN(だったかな)を見ていたら,ある人が「The strongest person usually isn't the loudest one in the room.」と言っていた。本当にそう思うけど,アメリカでもそういうふうに思う人がいるというのが面白い。


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3月17日


今日も学生さんのアポやら,出版社との打ち合わせやらでバタバタと。


後者の方は,なかなか実りの多い,いい話し合いができました。昨年末に拙著を出版していただきましたが,約3か月でなかなか良い感じとのことでした。それで編集者の方が気を良くしてくれたのか,早速,次の企画のお話など。こちらの方から持ち掛けている話と,先方から持ち掛けられている話をあっちこっち行ったり来たり。何とか頑張って,また企画書,書きましょうか。


オレオレ詐欺を防ぐのはオレ。いいコマーシャルだと思う。政府広告だけど,こんなコマーシャルを作れる若者が日本にまだいるということでしょう。日本もまだまだ捨てたもんじゃない。



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3月16日


昨日「3・15」は結婚記念日。12回目なので,ようやく小学校を卒業するぐらい。ということで,お買い物に行ったり,学生の時によく食べに行ったお店(北海道が発祥なんだけど,東京にもある)に行ってみたり。あまり人様に自慢できるものはないけど,奥さんは数少ないそれかな。


連絡が来て,初めて同じ週末に海外と国内で学会発表をすることになっていることに気がついた。海外の方は週3日(火・木・日),1日1便しか飛行機が飛んでないので,日曜の国内の方に戻ってくるのは難しそう(=なので,海外は参加が難しそう)と相談したら,韓国の経由便を使えば戻ってこれるじゃないですかと教えてくれる,心優しい共同研究者(笑)。


受信トレイの仕事メールが片付いたといった瞬間,査読の依頼メールが飛んできた。早めに取り掛かろうかと思ったら,今度はこれまでの研究状況,現在の研究計画,今後の展望について,A4で計20ページにわたる作文が飛んできた。こういう若者がいまのモチベーションをそれなりの期間にわたって維持できれば,自分が驚くような自分になれるでしょうね。


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3月14日


今日も朝から晩までお仕事。でも,おかげで(珍しく)受信トレイにある仕事関係のメールが全部片付いた。どうせすぐまた溜まるけど,一瞬でもなくなってくれると,ちょっと嬉しい。


Benson(2013)を読むと,一昔前は「自律」といえば,計画,モニタリング,評価といった,いわゆる「メタ認知」に関する能力が重要だと考えられてきたが,これだけテクノロジーが発達して,教室の壁を超えた至るところで学習が可能になった現代社会では,社交性,自主性,自ら学習機会を作る能力などがメタ認知以上とは言わないまでも,それと同じぐらい重要だと言っていた。そうだよなあとは思うものの,社交性とか言われてもなあ…。


月曜9時といえば,フジテレビの月9。でも,「大人の月9」といえば,酒場放浪記。最近はCDやら,Tシャツやら出てるようで,もうすっかり売れっ子。「One Scotch, One Burbon, One Beer」,なかなかいい歌ですよ。



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3月13日


昨日は質的研究がらみの研究会に参加。そういえば,先週は東西線,南北線と乗り継いで白金高輪。今週は同じルートで1つ手前の麻布十番。みなさん,いい所にキャンパスがありますね。


今日は研究室で仕事してたら「翼の折れたエンジェル」が聞こえてきた。最初はカラオケ大会でもやっているのかと思ったら,ずいぶんとご本人に似てる(笑)。もしかしてと思ったら,こんなものをやっていたのですね。そういえば,小学校のときの親友,西野君はこの歌が好きだった。子どもの私には(その当時は)中村あゆみのカッコよさは分からなかったけど,西野君はカッコよかった。


とある調べ物をしていたのだけど,このアプローチというのは新年度から入ってくる院生の研究に使えそう。研究計画書としてはなかなかいいテーマだと思うけど,アンケート調査のようなものだけだと,あまり面白い結果は得られないはず。私の中ではだいたい研究の全体像が描けたけど,そこまで私が考える必要はないですわね。


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3月11日


今日は,「3・11」。何となく裕福になって,それなりに飯も食えるようになったので,なかなか目標とか持ちにくくなったけど,日本人,もうちょっと頑張らないといけないでしょうに。外を見て内を見る,上を見て下を見る。それを繰り返すことで,自分の中に「絶対的な指標」と「相対的な指標」をバランスよく持てるようになるんだと思うけど。


今週は少し時間があったので,こちらを読了。「Advancing」と書いてあるので,もっと取っ付きにくい本かと思ったけど,大事なことが分かりやすく書いてあるいい本だった。統計とか量的研究というのは,ある意味,答えが決まっているので分かりやすい。世の中のほとんどのことは,答えが決まっていない(そもそもない)けど。


雑誌の原稿執筆も終了。次もいろいろ控えているので,早々に編集者に送ったら,早速お返事。その中に「筆致」という表現があった。こんな言葉があるんだ…。まだまだ知らない日本語が(いっぱい)あるなあ。


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3月10日


質的研究に関する論文を読んでいたら,「1/4/9の法則」(サトウ, 2015)というのが出てきた。要するに,(質的)研究をするとき,何人ぐらいを調査の対象者にしたらよいかを決める際の経験則のことで,深く掘り下げるなら1人,多様性を見るなら4±1人,径路の類型を見たいなら9±2人という大まかな目安とのこと。経験則は侮れないですし,何となく説得力がある気もします。


日本語で「絵に描いた餅」というのは,英語では「pie in the sky」というのが当たるんだろうけど,日本人がいう餅というのは,欧米人でいうところのパイみたいなものなのか(笑)。語源的には,前者の方が古いはず。


出版社の方からアポのお願いがあったのだけど,その中にある「以前少し申し上げていた出版企画のご相談なども」というのが怖い。


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3月8日


今週は「研究するぞ!週間」。To Do Listの一番上は,依頼原稿(約5,000字)の執筆。そのあとは,いまデスクトップ上にあるファイル(約50個!)を少しずつ片付けていく予定。デスクトップが汚いのは嫌なんだけど,こちらの方は先が見えないので,「!」がつくほどテンションは上がらない。


授業を準備する時には,インストラクショナルデザインの考え方を参考にすることが多いのですけど,先日,関連するDVDを買ったので早速,視聴。これまでそれなりに勉強してきたので大半はすでに知っていることだったけど,新たに学べたこともありました。例えば,フィードバックは場面に応じて使い分けることが大切。強化,情報,コミュニケーション,何が目的なのかによって,効果的なフィードバックのあり方は異なってくる。そういえば,SLAの分野でもこの種の研究はかなりされています。こういったメタ知識を教室という場で実践するには,それなりの経験が必要になるとは思いますけど。


とある専門書を読んでいたら,以前書いた論文を「Sample Study」として取り上げてもらっていました。昔の仕事に安住することなく,引き続き,いい仕事をしないと(し続けないと)いけませんね。




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3月6日


週末はこちらのセミナーに参加してきました。




最近は,教室指導の効果を第二言語習得の観点から検討しようとする研究が増えていて,それらは一般的に「教室第二言語習得」(instructed SLA,あるいはclassroom SLA)と呼ばれています。今回のセミナーでは,この分野の第一線で活躍するLoewen先生(ミシガン州立大学)がこれまでに行われてきたISLAに関する研究を包括的に整理し,当該領域の「最前線」を体系的にまとめてくれました。


セミナーの前半では,ISLAが扱う研究内容や定義づけ,類似する概念との相違点を自身の経験談やグループワークを踏まえながら分かりやすく説明され,後半の各セクションでは,文法・語彙・発音などの習得,フォーカス・オン・フォーム,学習者の個人差など,ISLAを考える上で重要になるトピックについて,理論/研究/指導の各側面から具体例を豊富に交えながら講義されていました。


テンプル大学のこのレクチャー(Distinguished Lecturer Series)は年に5~6回開催されていますが,毎回参加する(し続ける)とかなりの勉強になるように思います。問題は,土日で14時間の集中講義に耐えられる気力と体力,そしてそもそもその時間をどこから捻出する(し続ける)か。


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3月4日


世界卓球・女子の戦いを観ていると,何だか清々しい。中学生の伊藤が成長してきて,泣き虫愛ちゃん(福原)が新キャプテンとしてチームを引っ張る。やっぱり,世代交代がうまく行っているチームというのは,安定した強さを維持できる。こういう好循環が生まれるような研究室運営というのを目指してるんだけどな。


ブラック企業の次は「ブラック部活」。私が文科省とか国研の調査に加わらせてもらっていた頃(ほぼ10年前)から,この話は課題として挙がっていた記憶がある。現状はあの頃とほぼ変わっていないということか。


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3月3日


今日は「三寒四温」という表現を使ったメールを2つ,3ついただいた。最近,流行っているのかな。


自分が大変な時こそ,自分の持ってる力を少しだけ(3%とか5%とか)他人のために使ったらいいのに,と思う。みんながそういうふうに思って行動できれば,世の中,もっとハッピーになるでしょうにね。


ハッピーで思い出したけど,ネットでこちらが話題になっていた。「スーパー日本人」とか「脳マネジメント」とか「ハピネス社会」とか,何ともまあポップな言葉が並んでますね。このサイトの英語ページにある"Super Nippon-Jin"というのも気になります(笑)。そういえば,昔,「スーパー院生」っていうのがあったな。


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3月2日


学内の広報によると,10年連続で10万人超えなんですね。毎年,全国でセンター試験を受ける学生の総計がだいたい55万人前後ですから,なかなかの数ですね。そりゃ,入試自体を滞りなく実施するのは大変なはずですよ。




文献複写が届いたので取りに来いというのはいいけど,「…2件合計して899円です。お釣りのないようお願いいたします」って,99円はあんまりでしょうに。仕方がないので,コンビニまで行って,チロルチョコを1個だけ購入。店員さんに冷たい目で見られたような気がしたのは気のせいだろうか…(笑)。


NHK-BSで「難民クライシス」という特番をやっていた。2時間ものなのだけど,1時間が経った時点で(精神的に)疲れ切ってしまったので,続きはまた次回。


2016年2月

2月29日


アメリカでいま話題になっている調査結果があって,その調査を発表したある大学教授によると,今回の選挙は統計的に97%の確率ですでにトランプさんの勝利が決まっているそうです。これで本当にトランプさんが勝ったら,トウケイもそこそこ信頼できるということなんでしょうかね。さて,どうなることやら。


相変わらず,春休みのはずなんだけど,何だかいろいろある。今日は先日,修論を出し終えた院生さんの研究指導。なかなか立派なものが書けたので,今度は海外の雑誌に投稿するための準備。うまく行くといいですね。


研究指導を終えたら,他大学の学生さんから研究室訪問のお願い。すべてに対応するのは無理なので,メールで勘弁してもらうことが多いのだけど,わざわざ拙書まで読んでくださっているようなので,そういうわけにも行かない。


明日は朝から学生(×2)とのアポがあって,昼過ぎからキャンパスを移動して会議。その後はサブゼミの連中の様子を見て,最後はいよいよ就活解禁を迎える3年生の決起集会(?)に呼ばれたので,ちょっと顔を出してくる予定。


そういえば,今日の「めざまし占い」で,ふたご座は「世話を焼きすぎて気疲れ」とあったけど,当たってる。


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2月28日


自宅の空気清浄機を買い替え。3台続けて,シャープ製。「プラズマクラスターはシャープだけ♪」のようだけど,いまだにプラズマクラスターというのが何かはよく分からない(笑)。


入試関係もひと段落してようやく少しだけ時間ができたので,普段なかなかできないこと(と言っても仕事関係だけど)をやってみる。そうすると,また忙しくなる。そんなことを思っていたら,また海外と国内から査読依頼1つずつとある雑誌への寄稿依頼1つ。


教職サブゼミの皆さん,こういうことなので,TOEICのつぎは英検準1級(以上)を取りましょう。


ということになるんですかね…。立場上,あまりごちゃごちゃは言わないけど,こういう話の大きな問題点は,すでに高い意識を持っている教員のモチベーションまで下げてしまうこと。そうではない教員(こちらが主たる対象なのでしょう)に対するアプローチの仕方を,もっとピンポイントで考えた方がより効果的だと思うけど。


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2月26日


明大のサークル「なかのフィルム」が,「中野」をテーマに写真展をやるそうです(詳細はこちら)。ご都合のつく方は,覗いてみてはいかがでしょう。中野の新たな魅力が発見できるかもしれません。


一方で,こちらの会社,いい商品をいっぱい作ってきたんですけどね。今後10年ぐらいの間に,類似したケースがあちこちで出てくるはず。問題はそういう状況を若者たちがどう考えるかということ。


どこか見覚えのある住所だなあと思ったら,以前,京都にいた時に住んでいたマンション。何だろうと思ったら,現在住んでいる方が(大事そうな郵便物に見えたということで)わざわざ転送してくださったようでした。しかも,一筆添えられていて,近況のご報告まで。


今まで住んだ賃貸マンションの中で,チビはあそこが一番お気に入りでした(引っ越し初日から馴染んでた)。そこでまた新しい命が生まれたというのは,何だか人ごとじゃない感じがするし,自分たちのことのように嬉しい気がします。




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2月24日


大学院の入試がようやく終わったと思ったら,現院生さんから早速,修論の進捗報告。今週の入試のことも知っていたようで,去年の自分のことを思い出したこと,時間が経つのは早く,先輩の卒業を寂しく思うこと,私や先輩たちと一緒に楽しい時間を過ごせたことに感謝するとともに,もう一年頑張ろうと決意を新たにしたこと,などが綴られていました。改めて立派な院生さんだなと思うとともに,いろいろ考えさせられました。


定期購読してる海外の雑誌が届いたので目次をパラパラ眺めていたら,「L1 and L2 Distance Effects in Learning L3 Dutch」というタイトルの論文があった。一方,今年度の卒論の中には「第三言語習得における言語間距離の認識の重要性」という論文がある。毎年思うけど,着眼点という意味ではかなりレベルの高いものがいっぱいあるんだよな。それを少なくとも特定コミュニティーの成員の多く(できれば一般の人の多く)が共有できるような「ことば」にしていくというのが,なかなかにして大変な作業。


下記,ゼミ生のブログからの転載。こういう便利なソフト(?)があるんだなあと感心する一方,次に思ったのは「いっぱいいるなあ…」(笑)。まあ,でも,人数は二の次で,本当に大事なことは,集団を形成する「空間」でどういう学びが行われるかということ。人数が少なくたって多くたって,うまく行くものはうまく行くし,うまく行かないものはうまく行かない。




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2月22日


無事に帰ってきたと思ったら,やっぱり体調を崩してしまった。熱も38.5度ぐらいあって,どうしたものかと思いながら,午前中から(休めない)仕事。


一段落して,昼過ぎに病院に出かけてら,「ノロウイルスの可能性が高いですね」と。そういえば,7~8年前に一度かかったことがあるけど,その時と症状がとても似てる。「周りの人に移る可能性があるので,手洗い,うがい等気を付けてくださいね」と言われたけど,もう遅かった。夕方ぐらいから,今度は奥さんも発熱。恐るべし,フィリピン。


明日も休めない仕事(2日目)だけど,起きられるかな。


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2月20日


マニラ4日目。明日は早朝に出発ということで,実質的には最終日。


ということで,スパなどにも出かけてみました。オイルと指圧のどちらがいいと聞かれて「よく分からんので,両方はできないのか」と聞いたら,「じゃあ,ミックスにしてやる」とのこと。妙に話が分かる(笑)。ロッカーは自分のカギとその辺をうろちょろしてる従業員のカギの両方がないと開かないとかいった感じでしたが,マッサージ自体は本格的で,ジャグジーやらサウナやらもあって,なかなか充実してました。




マニラ湾を眺めた後は,湾のすぐ目の前にあるレストランでご飯。「most popular restaurant」とか書いてあったけど,24時間やってて,500席もある比較的大きなレストランのわりには,メニューも豊富で,安くて美味しいお店でした。




夜はホテルのラウンジで反省会。ハラハラ+ドキドキにも慣れてきた頃には帰国を迎えるという,あっという間の滞在でした。




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2月19日


マニラ3日目。朝起きると,新聞などを届けてくれているのだけど,読売か何かかと思ったら,「まにら新聞」(左下)。朝食は地元っぽいものをと思うものの,何だか怖いので結局はいつもと変わらない組み合わせ(右下)。




学会会場まで行く道のりはなかなかエキサイティングな感じ(左下)。だけど,一歩ホテルの中(学会会場)に入ると,まったく別世界(右下)。




自称,世界の大学ウオッチャーとしては,学会会場から徒歩5分ぐらいのフィリピン大学に行かないわけにはいかない。どんなところかなと思って行ってはみたものの,入り口に警官が立ってて,ID(学生証)がない奴はダメだと言われて,構内に入れてもらえなかった。無念。




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2月18日


マニラ2日目。今回はポスター発表ということでしたが,大会テーマにぴったりの内容だったようです。早速,10月にタイである学会にも誘われてみたり。




それにしても,こちらは日中でもやっぱり怖い。あちらこちらに銃を持った警官も立ってる。そうでもしないと,この町の治安は維持できないのかな…。でも,ビールは安くて,うまいけど。




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2月16日


欲しい本はだいたい買うのだけど,絶版とかで買えないようなので,珍しく図書館。といっても,うちにはないので,他大学の図書館に貸借を依頼してもらいました。そしたら,こちら(↓)から貸してもらえたようです。やっぱり,こういった分野はそういうことになるんですかね。




今日も春休み中にもかかわらず学生が訪ねてきたり,卒業生からメールが来たり。ああいったメールをくれるというのは,在学中にいろいろ何か思うことがあったのかもしれませんね。卒業式にもわざわざ来てくれるようなことを言ってましたが,後輩の卒業式に集まりたいと思うような先輩がいっぱいいるというのは,ゼミの教員としては嬉しいことです。


さて,明日からは海外出張。東南アジアの主要なところはだいたい行ったことがあるのだけど,これまで残っていたフィリピン。残っているだけの理由があるような気がします。マニラとか,治安,悪そうだなあ…。


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2月14日


今日は午前と午後に会議1つずつ。両方とも何事もなく終了。無事,研究室に戻ってまず最初に発した一言は,「よし,研究するぞ!」だった。そういう自分,嫌いじゃない。


卒業旅行に出かけていた4年生が,無事にタイのプーケットから帰ってきました。最後の夜などは,皆さんで夜通し,語り尽くしたとか。何をそんなに話すことがあるんでしょうね(笑)。




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2月12日


今週はずっと気を使う仕事でしたが,ようやく今日で私自身の手を離れるところまで来ました。何事もなく,ここまで来られたということで,自分にご褒美でもあげたいぐらいです(笑)。あとは日曜の会議で一区切り。


今月の『英語教育』(大修館書店)にメカニズムの書評を載せていただいたようです。評者は,アウトプット仮説などで著名なSwain先生のお弟子さんで,ご自身も国内外で精力的に活躍されているSLA研究者の鈴木渉先生です。ご高評いただき,とても有難い限りです。



(写真をクリックすると,拡大表示されます)


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2月10日


今日は,朝から一日監禁。唯一,お外に出られたのは,お昼ご飯の時だけ。何だか,いつぞやの監禁を思い出す。ただ,今回は2日だけなので,まだマシか。


研究室に戻って,ちょっとだけ体力が余っていたので,論文の査読。久しぶりに再審査とかは必要ないだろうなあという,よく書けた論文でした。おかげで,疲れてましたけど,最後まで一挙に読んでしまいました。どこのどなたが書いたものかは知りませんが,やっぱり良いものは良い(し,良くないものは良くない)。もちろん,私の判断がつねに正しいということはないでしょうが,論文を1000本も読めば,良いもの,良くないものの違いぐらいは分かるような気がします。


こちらを見て思ったけど,やっぱり,スパーズというのは偉大なチームだな。一生懸命,やり続けた人にしか見えない世界というのが,絶対あるんですよね。


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2月8日


今日はしんどい仕事の中日(なかび)。先週に引き続き,卒業生が遊びに来てくれました。2人とも,2年生の時から3年間ゼミに所属してた学生で,しかも私が着任して初めて面倒をみた学生たち。1人は去年の卒業生の中で一番遠くで頑張ってますが,元気そうで何よりでした。


同じく,仕事と仕事の合間に,査読の依頼。著名な編集委員長からピンポイントでDMが来ると,(いくら忙しいとはいえ)なかなか断りにくい。でも,そうやって,仕事は増えていく(笑)。わが心の師匠は言っていた。「廣森くん,世の中,“できません”という人はどんどん偉くなっていくんだよ」と。


それはさておき,送られてきた5つのファイルの中に,「Journal Reviewer Information」というのがあった。General information(住所,電話,等々)から始まって,Specific areas of interest and expertiseまで書かされる。丁寧だなあという印象は受けるけど,査読をするだけでも大変なのに,こういうのまであると結構げんなりする。


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2月6日


先日もあったけど,「顧問」の相談とか。無駄に年を取ってきたせいもあるんだろうけど,向いてないので無理。というか,権力とか権威からはできるだけ離れていたいというのが,基本的な立場。


学生が面白いことを言っていた。「中1の教科書をもらったその日に英語が嫌いになった」。なぜかと聞くに,「教科書のタイトル『New C〇〇』が読めなくて好きになれなかった」と。なるほど,たしかにタイトルすら読めないというのは,demotivatingかも。


気に入っている本を読み返してみた。ヒトゲノム計画を完成させた中心人物として知られるコリンズは,ヒトが持つ遺伝子の話をする時,「確かに私たちは親から一組のトランプカードを配られている。そして,そのカードの内訳はいずれ明らかにされる。しかし,そのカードを用いてどのように勝負するかは,私たち次第だ」と言っている。ロマンがある。


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2月4日


今年度,バイトで研究補助をしてくれてた子が,来年度も続けたいと。ただでさえ忙しいだろうから,4月からは無理だろうと思っていましたが,まあうれしい誤算。でも,ということは,予算をちゃんと確保しておかないとダメということだな。学内の研究助成は内定をもらっているので,あとはもう一方のやつ。


明日からいよいよ今年度の入試も本番が始まります。教員にとっても,長い闘いです。ただ,今年も10万人を超える多くの高校生が志願してくれているようですから,こちらも緊張感を持って頑張らないといけません。


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2月3日


昨日は,大学院の修士論文の口頭試問。今年度はうちのゼミからも該当者が2人いましたが,10年ほど前,師匠はこういう心境だったのかと改めて思い知りました(そりゃ,事あるごとに,奥さんから言われますね)。それはさておき,2人とも2年間で随分とたくましく成長しました(その分,私は老けましたが…)。


そんな前日の余韻に浸る暇もなく,今日も午前中からバタバタと。メールを打っている最中にも違うところからメールが来て,2つ,3つのメールに同時並行で返事しているような状態が気が付くと数時間続いてました。マルチタスクというのは脳に悪影響を与えると聞いたことがありますけど,本当にそう思います(笑)。


コンビニのサラダを食べておいしいと思うことはあまりないけど,珍しくこれはおいしかった。でも,サラダだけで税込420円。安くはないな。


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2月1日


今日は朝から卒論ができていない学生を呼び出して,1限から5限まで「卒論監禁」。


週末のシンポジウムで,文科省の方が児童・生徒の学習時間の減少について言及されていた。典拠にしてたのは,ベネッセの「第4回学習基本調査」。これは2006年に発表されたもので,最近,「第5回学習基本調査」(ベネッセ, 2015)が公表されている。


こちらの調査結果では,脱ゆとり教育以降,初めて,小中高生の学習時間が増加に転じたことが報告されている。この結果を知っているかどうかはどうでもいいけど,増えた,減ったみたい話ばかりしていると,「歴史は繰り返す」ことになる気がする。


そんなことはさておき,今回の調査結果でより気になったのは,「好きな教科ランキング」。小学校の外国語(英語)活動が全教科中4位に対して,中学校の英語は同10位(最下位!)。おまけに後者は10年前(2006年)の調査でも同じ結果。英語とか,外国語学習環境でやっているわけだから,好きにならないと(なってもらわないと)絶対できるようにはならないでしょうに。


2016年1月

1月31日


週末だけど,学生の卒論を添削したり,自分の論文を校正したり,『あの日』を注文したり。今日は,英検主催のシンポジウムに出かけてきました。研究上の関心というわけではないのですが,立場的にこういったことも考えなければならないので,情報収集が主たる目的。


英語教育を取り巻く環境というのはものすごいスピードで変化していて,あちこちで「改革」の話ばかり。ただ,カリキュラムを含めたグランドデザインや教育内容等々も大事だけど,結局,一番大事なのは教える側の「教師」だと思います。


振り返れば,大学に就職した時から好む好まざるを問わず,管理・運営的な仕事を10年ぐらいやってきた(やらされてきた)けど,最終的には教師の問題が大きいのですよ。システムは「変える」ことができても,教師が「変わる」かどうかはまったく別の問題。システムを変えたからと言ってうまく行くと思っているとしたら,大間違い。教師が「変わらない(変われない)」としたら,今回の改革も絵に描いた餅で終わるはず。


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1月29日


昨日は,明治神宮に行って厄払い。あまり信心深い方ではありませんが,いい加減,神様にでも頼らないと,どうしようもなくなってきました(笑)。それにしても,神前で自分の名前を読み上げてもらうというのは,初めての経験でした。


恩師から,国際シンポジウムの案内。基本的には,科研(香港プロジェクト(通称,HKP48))の関連のようですけど,順調に成果が得られるといいですね。


あと,お父ちゃんからメールが来たと思ったら,「小○方さんの『あの日』を買って,送ってくれ」。というか,そんなの今さら読んで,どうするんだろう(笑)?


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1月27日


なぜかしら,ここ1週間ほどで4人の卒業生とやり取りなど。皆さん,何となく懐かしくなったり,そろそろしんどくなったりしている頃なんでしょうか。


今日も卒業生2人がまったく偶然に,たまたま同じ日に研究室に来てくれて,感動の再会(笑)。1人は貴重な休みだったようですが,研究室なんか訪ねるよりも,もっと行かなきゃいけないところ,いっぱいあるでしょうにねぇ。


ということで,せっかく来てもらったので,「飲み会おじさん」も交えてプチ同窓会。来年度あたりはそろそろ1期~5期そろっての同窓会を企画しても良いかもしれません。そんなことを思いながら帰ろうとしていたら,いつの間にか「飲み会おじさん」がついてきて,自宅で二次会。寒かったこともあったせいか,鍋,美味しかった。




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1月26日


いろいろと,いろいろな一日だった。


気分転換に,錦織圭@全豪オープンの準々決勝。ジョコビッチはやっぱり強いな。1セット,2セットは完敗。3セットに少し見せ場を作ったものの,さすが百戦錬磨。それにしても,バスケと同じで,テニスも本当に精神力が試されるスポーツです。


先日,ふらっと立ち寄ったお店の日本酒セレクションはなかなかでした。こんな冷蔵庫がお家にあると,いつもウキウキするでしょうね。




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1月25日


今日は朝から病院。夏休み中とか,授業がひと段落した後にしか行けないというのもどうしたものか。まあ,3か月に1回が半年に1回になっただけでも助かってますけど。


夕方からは定期試験の監督。今週中にテストの採点を済ませて,成績評価を終わらせる予定。A3両面で160枚というのは,なかなかにして時間がかかる。


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1月24日


同僚の先生から,先日出版された本をいただきました。結構ぶ厚かったのでまとめるのに時間がかかっただろうなあと思ったら,「15年かかった」と(笑)。これは心して読まなければいけません。




NBAのキャブズがデイビッド・ブラットHCを解任。優勝以外は失敗というチームの宿命なんでしょうかね。でも,こういう感じで「勝利至上主義」みたいになっていくと,勝つことだけがすべて,勝てばなんでもいいというようになっていく。だから,デラベドーバみたいな選手が重宝される。


基本的には資本主義というのもそういうものなんだろうけど,それだけだといつかは必ず限界が来る。そういう時に一番大事になるのは,倫理観とか道徳観。今の社会は,そういう能力・資質がどんどん過小評価されるようになってきている。だから,私が学生の卒論指導をするときには,彼らに倫理観・道徳観の大切さを伝えることを「裏テーマ」にしている。そんな話を卒論発表会のお疲れさま会でいい加減,酔っ払った頃にしてた。


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1月22日


昨日は,ゼミ3期生の卒論発表会(当日のスケジュールはこちら)。来年度から入ってくる5期生に加え,(たまたまだけど)1期生,2期生も来てました。そろそろ次あたりからは,他の授業を受講してる学生さんにもオープンにしようかしら。扱うトピックもバラエティーに富んでいて,朝から夕方までの長丁場もあっという間でした。以下は,当日の写真をちょっとだけ。








この後は,来週末の締め切りに向けて,最後の追い込み。大学院の方は,再来週,修論の口頭試問。


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1月20日


今日は,授業のまとめの一環としてポスター発表。計33グループ,いろんなポスターがあって,1週90分で終わらせてしまうのはもったいないぐらいでした(来年あたり,そろそろ違ったやり方を考えてみても良いかもしれません)。授業後は,毎年恒例(!)の集合写真。




授業の感想も書いてもらいましたが,皆さん,いろいろと考えてくれていたようです(まだ見てる途中ですが,以下,私自身も参考になったもの2つほど)。


「後期の授業を通じて,言語は適切なやり方で動機づけをうまく行えば,どんな学習者でも着実に力をつけられるということがわかった。その中でもとくに,メタ認知方略には強く関心を抱いた。プランニング→モニタリング→問題解決の流れを作り学習していくことができれば,多くの英語学習を苦手とする学生の成績を伸ばすことができるのではないか。現在,日本の英語教育に注目が集まり,政府はあらゆる手を使って改善に励んでいる。しかし,プログラムの内容がどんなに良くても,授業内で英語を学ぶ時間は限られており,クラス外でいかに英語に触れてもらえるかが大切になってくる。そこでメタ認知方略が役立つでだろう。また,クラス内でStyle warsが生じたとしても,クラス外で適性に合ったプランニングのもと学習できれば,学生のフラストレーションを軽減できる。メタ認知方略は,是非,日本の教育に取り入れてもらいたい考え方の1つだ。」


「今まで第二言語学習について考えるとき,"日本の教育は,文法ばかり取り上げているから〇〇だ"とか,"リスニング力を上げるには〇〇したらいい"とか,学習の形?型?ばかり考えてきた気がしました。でも,勉強しているのは一個人で,やり方も向いている方法も目的も違うんだと再認識して,教え方・方法云々よりも,学習者自身が自分の言語適性を意識して,自分なりのやり方を見つけていくのが大事なんだと思いました。考えてみれば当たり前だけど,盲点を突かれたようなことをたくさん学べて納得したし,自分の学習に活かすにはどうしたらいいんだろうと,いっぱい考えさせられた授業でした。」


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1月19日


なんでこんなに忙しいのかよく分からないけど,とにかくやることがいっぱいある中,学生が入れ代わり立ち代わり襲撃してくる。


卒論の方は,だいたい3分の1ぐらいの人が完成,3分の1ぐらいの人がもう一息,残り3分の1がいまだ先行き不明。ゼミでは「チームで頑張る」ということを大事にしてるので,できた人たちにはアドバイザー(チューター)として,いまだ先行き不明な人たちのサポートをお願いしました。「ゼミ生みんなが無事卒論を提出できるように,協力して手助けしていきたいと思います!」と心強い言葉もあったので,苦戦している学生には諦めずに最後まで頑張ってもらいたいものです。


卒論といえば,昨年に引き続き,今年の4年生も自分たちで卒アル(卒業アルバム)を作っているそうなのですが,「せっかくなので先生の写真も撮りたい」と。この「せっかく」というのはどういうことだ。「ぜひとも」ではないのか(笑)。


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1月17日


最近,こんな記事を読みました。「49%」というのは最大に見積もってということでしょうけど,間違いなく,その方向には進むでしょうね。学生の皆さん,いまから創造性や協調性,鍛えておきましょう(笑)。


ケイティ・ペリーがシドニーでやってたライブを観ましたけど,やっぱりすごいですね。歌もさることながら,ライブの構成や演出も秀逸。昔は歌手というのは歌がうまければそれでよかったけど,今はそうではない。


ジャニーズも昔はカッコよければそれ(だけ)で売れたけど,今は踊りもできなきゃいけない,演技もできなきゃいけない,笑いもできなきゃいけない。同じことは,大学教員にも当てはまる(もちろん,そういう職業は他にもあるでしょう)。「Versatility never pays.」ということわざもあるけど,多くの分野で「平均以上」のパフォーマンスができるロボットを開発するのはなかなか難しいはず。ここにも,「バランスの取れた大人」になる大切さの所以がある。


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1月16日


今週で授業の半分はおしまい。あとは来週に残り半分があって,再来週からは定期試験。


学部のゼミも最後ということで,大学院生が(これから卒論を書く3年生に)わざわざ卒論研究の進め方についてレクチャーしてくれました。私が学部の時にああいう話を聞けていたら,もっとまともな卒論,書けてたでしょうね。




大学院といえば,新年度から教務関係の「長」を任されることになってしまいました。他研究科をみても,40の若手がこんな役職をやってるところとか,ないと思いますけど…。新しい研究科長の先生ですら,「廣森さん,失礼ですけど,お年いくつでしたっけ(笑)?」とか聞いてたもの(笑)。お願いしておいて笑っちゃダメでしょ,とよっぽど突っ込もうかと思いましたけど。


4月からは,学会関係でも「長」がつく仕事が待ってるし,またいっそう忙しくなるな。でも,学生にもどんどん活躍しなさい,頑張りなさいと(間接的,直接的に)伝えているので,私がやらないわけにはいかない。


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1月14日


最近は寒いですね。昨日か今日の朝も,玄関を出ると,マンションの屋上に霜が降りてました。週末はセンター試験。頑張れ,受験生!頑張れ,私!




2月はフィリピンのマニラ,3月はトルコのイスタンブールにそれぞれ学会発表でお邪魔する予定(発表自体はすでにaccept済み)でしたが,さすがにこういうのが続くと,後者は断念せざるをえません。中東の中でもここだけは大丈夫だろうと思ってたトルコがこうだし,ドイツとかもえらいことになってるし,ヨーロッパはかなり難しい状況になってきた。


トルコの首相は,イスタンブールで起きた事件は「難民によるテロ」だと言っていた。ヨーロッパの各国では,難民の受け入れに対して,かなり風向きが変わってきている(アメリカもそう)。オバマさんは「難民の受け入れは倫理的な義務」だと言っている。難民はテロリストなのか,テロの犠牲者なのか。犠牲者だったはずの難民を受け入れる社会的環境に,テロリストになるしかなかった土壌というものは存在しなかったのか。


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1月12日


今日は,よく分からないけど,アラバマな日。


つい先日,留学先のアラバマ大から戻ってきた学生が,勝手にニューヨークに留学を決めた学生らと研究室にやってきた。アメリカに行って,痩せて帰ってくるという珍しいパターンだった。


アラバマ大がアメフトで優勝したので,(アラバマ大の大学院出身の)師匠が何かツイートしてるかなと思ったら,北川景子とDAIGOの結婚のニュースをリツイートしてた(笑)。


北川景子さんというのは,明治大出身だから言うわけではありませんが,最近の女優さんには珍しく雰囲気のある女性だと思います。結婚して,幸せになって,ますます活躍されるといいですね。


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1月11日


連休中に,報告書3本と再々審査の論文査読1本を終えました。何も休み中にこんな頑張らなくてもとは思うものの,仕方がない。誰も褒めてくれないので,「よっしゃ!」と自分で言ってみる(笑)。


俗にいう「感じのいい人」というのは,以下のような5つの特徴を持っているそうです。


1. 自分から笑顔で挨拶する

2. 自分を前面に出さず,さりげなく他人のために行動できる

3. 裏表がなく,正直な人

4. ほとんど怒ることがない人

5. 誰にでも平等に接することができる


さて,いくつ当てはまりますか?皆さん,「感じのいい人」を目指しましょう(笑)。


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1月10日


週末は,とある締切日。50,60,80,120。ちょっと分量が違い過ぎるよなあと感じなくもない今日この頃。でも,変化は少しずつしか起こらないもの(なんのこっちゃ)。


同じく,週末は全日本バスケ。いまの形で実施されるのも今年が最後。ということで,昨日(土曜)は男女の準決勝を観戦してきました。男子の準決勝,トヨタvsアイシンはしびれたな。結果は延長の末,アイシンが勝ったけど,勝ち負けよりも内容が良かった。一昨年まで大学生だった子が,実業団に交じって堂々とプレーしてる姿を見るというのはワクワクするもの。去年はやっぱりあの中に入るとなかなか難しいのかなと思ってみてたけど,なんのその。今年はチームを引っ張るほどの活躍をしてた。人間の可能性というのは,分からない。




とある論文を読んでたら,"cautious optimism"というフレーズが出てきた。これって,いい表現ですね。とても大事なことのような気がします。


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1月8日


年も明けたということで,ゼミの新年会。体調があまり良くなかったせいか,途中から変な酔い方をしてた。余計なことを2つ,3つ言ってたような気がするけど,あまり覚えていない。


今日は計4人の「鈴木先生」といろいろメールのやり取りをしたり,一緒にお仕事をしたり,お礼を言ったりなど。とあるランキングによると,「鈴木」という苗字は全国で2番目に多いそうです(ちなみに,1番は「佐藤」)。それにしても,1日に4人というのは初体験。


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1月7日


今日は休み明けの授業1発目。皆さん,いろんなところに行かれていたようで,各地のお土産でいっぱい(左下)。広島出身の学生さんからは,立派なお土産(右下)。これで今年も一年,研究室は安泰でしょう。




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1月6日


職場のすぐそばで,『相棒14』の台本を持った人たちがロケをやっていた。そもそも『相棒』とか見てないので,いまシーズン何かもよく分からないけど。ひょっとしたら,エキストラで映っているかもしれない。


年明け早々,オバマ大統領の演説(例えば,こちら)が話題になっている。昔から言われている話だけど,なかなか(というか,まったく)変わらない。いま世界中でテロが問題になってるけど,過去10年間を見ても,アメリカでの銃による犠牲者はテロの1000倍というデータもある(CNN, 2015)。


昔,「マークはマーク」と言ってた同僚がいた。そう,何があっても,何を言っても,「マークはマーク」。なかなか他人を変えるというのは難しい。当たり前といえば,当たり前か。


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1月5日


こんなニュースを見るにつけ,外務省の幹部(?)がTOEFLを受けたことがあることを心から願う。


ある先生が,「大人は"比較と競争の世界"と"自分と仲間の世界"とを持つ」と言ってた。社会には前者の世界があちこちに広がってるけど,後者の世界もとても大事。学生には,両方の世界を知ってもらって,そのバランスが取れる大人になってほしいと思っている。


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1月4日


今日から(職場での)仕事始め。


年末年始を中心に,卒論5本,修論3本の添削など。卒論は2つはほぼ完成かな(たぶん)。修論は例年と比べると,年々,レベルが上がってきているという印象。主査になっている(=指導する院生)の2本も結局,分量的にも18,000 wordsを超えるあたりのボリュームまで行きました。量だけではなく,質的にも結構なレベルにあると思います。研究科全体でも,学振の研究員が出たり,フルブライトを取ってくる院生も出てきてますから,少しずつ実績を上げてきていますね。


そんな人様のことを言っているだけでは仕方がないので,自分の目標。去年は本も書いたので,今年は論文。Boo, Dornyei, and Ryan(2015, p.147)では,研究論文を以下の5つのグループに分けています。


(画像をクリックすると,拡大表示されます)


いままでグループ2以降には論文を載せてきたので,今度は「ビック5」の一角を崩すことを目標に,グループ1を目指そうと思います。さて,何年かかるかな。できれば,東京オリンピックの前までに何とかしたい(いや,何とかする!)。


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1月3日


お正月はスポーツ祭。駅伝,バスケ,ラグビー。今年はどれも残念だったな。


駅伝は青学が強い。もうしばらくこの強さが続きそうな感じ。そういえば,選手たちの走りを観ながら,奥さんが面白いことを言ってました。「みんな似ていて,誰が誰だか分からない」。そうなんですよね,みんなフォームが似ている(きれいで軽い)。個々の適性・個性を発揮する(させる)というのも大事だけど,それと同時に(それに先んじて?),ちゃんと「型」を身に付ける(付けさせる)というのも大事なんでしょう。研究(論文)も同じ。


先日,札幌に行ったときにも感じましたが,岩手も雪が少なかった。温暖化の影響なのかな。池上さんが,昨年はこの100年で,世界が最も暑かった年と言ってたけど,今年もまた暑くなるのかな。




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1月1日


あけましておめでとうございます。


今年のお正月は奥さんの実家・岩手にお邪魔しています。結婚して10年ちょっと経ちますが,お正月にお邪魔するのは2度目なので,結構久しぶりかも。


ちょっとだけぼ~として,明日にはまた東京に戻ります。


2015年12月

12月30日


12月30日ということで,仕事納め。今年もいっぱい働きました。


職場の方は今年は「当たり年」。いつもより業務量が1.5~2倍ぐらいある年だったので,なかなかにして大変でした。でも,そんな中でも誰に切れるわけでもなく,仕事を投げ出すわけでもなく,…,自分でも感心します(笑)。


ウインターカップで準優勝した土浦日大の佐藤監督が,今年の選手たちを評して「気持ちのいい子たちが揃っている」と言ってました。気持ちがいい学生とか,気持ちがいい同僚とか,というのはとても大事。練習にしても仕事にしても,基本的には大変なわけだから,できるだけ気持ちよくやりたい。


上記の業務に加えて,今年は3年のゼミ生を20人も受け入れるというチャレンジも経験しました。それがうまく行ったか(行っているか)どうかは学生達が評価・判断することですが,私なりにはやれることはやったつもり。「英語・プレゼン・研究」をゼミの3本柱に掲げ,英語は3年20人のTOEIC平均が約850点,プレゼン大会も優勝しました(つまり,現4年と同等の結果を残している)。研究は3年次は準備運動みたいなものだから,4年の卒論に向けてこれから本格化するでしょう。


ゼミ全体に関しては,もちろん言いたいことはなくもないけど,私の理想をぜんぶ押し付けちゃうというのは面白くない(だから,基本は学生主体)。3年20人,4年15人,大学院3人,交換留学生2人,計40人もいれば,40通りの考え方,感じ方があるわけだから。それを私を含めてみんなが理解するということの方がずっと大事。


さて,それに対して,自分の研究の方はなかなか本格化できません。現状,働いている総労働時間の中で,純粋に自分の研究に割けている時間というのは,全体の1割ぐらい。世の中は常にトレードオフ。何かを得るためには,何かを捨てる(諦める)というのが当たり前でしょうけど,これまでいろいろ捨てて(諦めて)きて,まだ差し出せるものが残ってたかな。


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12月29日


昨日から札幌出張。大学院のときのゼミの研究会。ということで,研究会前はホテル横の本屋さん(紀伊国屋)を散策。そしたら,びっくり。お母さんとご一緒だったゼミ生に遭遇(笑)。世の中,狭い。


あと,うちの業界(というか分野)ではあまり多くはないのだけど,本屋さんに平積みで置かれていたりした。嬉しい,というか有難いことですね。




夜は河合ゼミの忘年会。だんだん卒業生も増えて,大学でポストを得る人も増えたので(今回も現役D生のお祝いも兼ねてた),こういった会ができるようにもなりました。こちらも嬉しいことです。ということで,帰り際は師匠と2ショット。聞くに,日曜は一日,自宅でウインターカップを観ていたとのこと。やっぱり,師匠だ(笑)。




服装が若干似ているせいか,奥さん曰く,「親子みたい…」。


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12月27日


昨日は朝から卒論,修論の添削。午後からは関西の先生らと研究打ち合わせ。夜はあちらこちらをぶらぶらと。翌日の朝が早い私は2次会で失礼しましたが,最後は4次会まであったそうです。皆さん,お若いです(下記,送っていただいた2次会の写真。気が付けば,みんな元同僚でした)。




今日は朝からバスケット。高校バスケの締めくくり,ウインターカップ。女子の準決勝,男子の準々決勝がありましたが,男女とも高校総体の優勝チームの試合を観てきました。前々から尊敬する桜花学園の井上監督が指揮をとるゲームも初めて生で拝見することができました。選手の起用方法,タイムアウトのタイミングなど,やっぱり職人芸です。東京体育館も大入りで入場制限がかかっていました。日本のバスケ界ももっともっと盛り上がればいいのに。




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12月25日


年末を前に,何とか査読3本終了。無事,編集委員長に送り終えました。


現委員長のもとで(副委員長として)2年間お仕事をさせていただきましたが,何度となく立派な先生だと感じる場面がありました。じつはこちらの先生とは意外と長いお付き合い。英検の研究助成が同じ年に当たっていて,表彰式で初めて直接お会いしたような。平成14年度のことで,当時,先方は高校の教諭,私も高校の非常勤講師(をしながら大学院生)でした。もう10年以上も前のことですね。


何となく,あの時に今のこの状況を予想しなくはなかったですけど,本当にこうなるというのは少し不思議な感じ。その先生の後任として,来年度からは委員長というのも何の因果なのか。


同僚の先生から「先日いただいた本のお礼に…」ということで,ちょうど先週出版された本をいただきました。こちらの先生(筆頭編著者),日本語学がご専門のためか,話される日本語がいつもきれいで惚れ惚れします。今日(25日)いただいたということは,クリスマス・プレゼントということでしょうかね(笑)。




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12月24日


天皇陛下が82歳の誕生日を迎えられたとのこと。これまでの歴代の天皇陛下の中で,個人的に一番尊敬している。いまの日本があるのも,現天皇陛下の存在がとても大きい(大きかった)と思っている。


そんな天皇,そして皇后両陛下が来月にフィリピンを訪問されるそう。ちょうど再来月に行く予定でした(だから,どうというわけではありませんが)。


先日,研究室を訪問してくれた宮城県の高校の生徒さんたちからお礼状が届きました。ミニ授業やディスカッション等,みなさん,楽しんでくれていたようです。それにしても,こういったしっかりとした礼状を書かせるということは,そういったしっかりとした指導をされているということでしょうね。「教育の再生産」という言葉もあります。


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12月23日


昨日で年内の授業は最後。今期は2つの授業で新しいテキストを使っているので,準備等がなかなか大変でしたが,その分,自分自身の勉強にもなりました。


ということで,大学院の授業2コマが終わった後には,院生さんを連れて昼ご飯。今年のM2の2人は,2年間で学問的な面だけでなく,人格的な面でも私の想像以上に伸びたな(本人たちにもその自覚がありそうなところが面白かった)。


夕方からは,4年の学生さんを自宅に招いて,ちょっとしたクリスマス・パーティー。一昨日からアメリカ研修に行っている1名をのぞいて,14名全員が来てくれました。狭い拙宅に,16人(14人+奥さんと私)もよく入ったな(笑)。


ゼミ3期生の彼ら,一言で形容するなら,とても「気持ちのいい集団」です。






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12月20日


2日目も朝から学会。大学が地下鉄直結というのは便利ですね。今日のメインイベントは,村野井先生の基調講演。相変わらず,とても良いお話をされていました(90分があっという間)。右下は講演時の最後のスライド。重いメッセージです。




そんな一方,出先でも,週末でも,いつものようにガンガン仕事が飛んでくるわけですが,嬉しいものもありました。1つは,福井の学生さんからのラブレター(男子学生からです,念のため)。


先日書いた本の感想と,日頃の感謝(?)ということで,わざわざ(とても気持ちのこもった)メールをいただきました。「これまで勉強してきたことを整理することができた」「思いやりのある価格設定だけではなく,各章末の文献案内も非常に丁寧」「全体を通して,たとえが非常に巧みで,その分野に精通していない人でも理解できる内容」など,どれも私の意図をくみ取ってくれているようですし,主たる読者層として想定している方からこういった反応をいただけるというのは嬉しい限りです(東京に来たときは一言かけてちょうだい。ビールと焼鳥ぐらいおごるから(笑))。


それにしても,あちこちの学生さん,院生さんとやり取りをしていて思うのは,やっぱり立派な先生のもとでは立派な学生さん,立派な院生さんが育っているんだな。


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12月19日


朝から新幹線で移動して,第二言語習得研究会全国大会@東北大学に参加。日本語教育系がベースの学会なので,普段はあまり顔を出すことがないのですが,今回はパネル・ディスカッションや講演にビッグ・ネームが並んでいるので,これは参加せねばならんということで参戦。初日は計3時間半(!)のパネル・ディスカッションのみでしたが,やはり来た甲斐がありました。明日も楽しみです。




あと,仙台といえば,欠かせないのが牛タン。お店はいろいろあるけれど,個人的にはやっぱり喜助。いつ食べても,美味しい。オーストラリア産の牛だろうけど,焼き方は仙台流(笑)。




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12月18日


今日は朝から神奈川の県立高校で出張講義。おそらく初めて湘南新宿ラインとやらに乗る予定でしたが,車両故障で動いてない(笑)。おかげで,駅の構内は「地獄絵図」。おいおい,どこまで罰ゲームな人生なんだ…。




でも,良かったこともありました。授業後,控室の前にどなたかいると思いきや,これまで私が書いた論文や本をずっと読んでくださっているという先生でした。こういう先生が中高の現場にいてくださるというのは,とても嬉しいことです。


さて,明日はまた朝から仙台出張。


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12月17日


良いものは良い,あまり良くないものは良くない。論文にしても,発表にしても,ただそれだけ。


気持ちが萎えそうなことがいくつもあったけど,今日の運勢は12位だったので,たぶん運命だったのでしょう。明日は朝から神奈川で,高校生を相手に授業をしなきゃいけないので,今日は一杯(いっぱい?)飲んで早めに寝よう。


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12月16日


朝からずっと会議な日。大学教員の一番大事な業務は授業だろうに。


アメリカ国際教育協会のレポートを読むと,2015年度現在,アメリカの大学で勉強する外国人留学生の3人に1人は中国人(約30万人)とのこと。ちなみに,2位はインド,3位は韓国で,上位3カ国が全体の51%を占めるそうです。日本はどこに行っちゃったのやら。


ひるがえって,うちの学部。今年度の留学希望者は学部創設以来,過去最高(ちょうど今週末は面接試験)。留学先を開拓してくださっている先生方の尽力もあって,着実に海外に出ていって勉強してくる学生さんが増えている。先日の学部のプレゼン大会でも,(うちを含めて)3つのゼミが英語で発表してた。こういう傾向が続くように,教員も職員も学生も頑張らないといけない。


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12月15日


昨日,今日は朝から修論(×2)の添削。さすがに修論だけあって分量があるし,構成などが分かりにくいところは何度か読み直していたら,日が暮れても読み終わらなかった。


それにしても,卒論にしても修論にしても,「きちんと」書くというのは大変ですね。超えなきゃいけないハードルがいくつもある。あれもできなきゃいけないし,これもできなきゃいけない。あれができれば,つぎはこれ。ほんと,ある意味,職人芸。


そんなことを思いながら,おうちに帰ろうとしていたら,研究室用のスリッパのままだった。ははは,疲れてるのかしら(笑)。




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12月13日


今日は学部のゼミナール大会。昨年も2チーム入賞してるので今年は難しいかなと思っていましたが,見事に優勝してくれました(パチパチパチ)。バイリンガールズ,たいしたものです。




もちろん,発表した4人が一番すごいのだけど,忘れちゃいけないのは3週間ぐらい前のゼミ内コンペ。グループで研究を進める全4チームの中から出場する1チームを「みんな」で選んだわけだけど,どのチームがゼミ大に出ても戦えるレベルだった。これが一番の"the key to success"だったと思う。


集団が結果を残すためには優れた個々の力が必要だけど,個々が活躍するためには優れた集団が必要(後者に気づいてない人は多い)。集団で個々の力を伸ばしていくことができるし,個々がちょっとずつ頑張ることで集団を成熟させていくこともできる。




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12月11日


今日は大学院の中間発表会。皆さん,頑張ってました(私が院生だったときに比べると,恥かしいぐらい)。いろいろと感じたことはありましたが,1つは研究発表というのはやはり研究内容半分,その伝え方半分だということ。いくら良い内容でも,相手にその良さが伝わらないともったいない。この2つを高いレベルで実践するのは難しい(私でもなかなかできない)けど,難しいからこそ,そこを目指す意味・意義がある。


ゼミ生がひょろひょろとやってきて,「先生,私,教採受けることにしました!なので,来週の(自分たちで自主的にやっている勉強会での)模擬授業,見に来てください!」と。たしか,あなた,お母ちゃんも高校の先生だったような。お母さんと娘さんがそろって英語の先生というのは,あまり聞いたことがないかも。


いずれにしても,自分で決めた道であれば,それに向かってコツコツと頑張ってほしいものです。自分で決めた道なら後悔しないでしょうし,自分で何か答えを見つけられたら,それは一生忘れることはないでしょう。


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12月10日


今週は3年生のプレゼン大会,4年生の卒論,院生の中間発表があったりで,いつにも増してカオスな感じ。ただ,ふと周りを見渡すと,このどれにも関わってない方もいらっしゃったりする。世の中,「二極化」とか「格差社会」とか言ってるけど,まさにその縮図がここにあった(笑)。


ふと気がつくと,こういうのもあるようです。うちは「就職に力を入れている大学」,とのこと。まるで職業訓練校みたいですね。


それにしても,世の中というのはランキング好き。あっちこっちでこういうのが流行ってますけど,立場(評価する人・される人)が固定化しているような気がします。アカデミックの世界でもそう。いっぱい査読している人に限って,全然論文を書いてなかったりする。批評する(だけ)というのは楽。だって,傷つかないから。でも,それってねぇ…。


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12月9日


献本を送らせていただいた先生方からいろいろと有難いお言葉など。その中に,元同僚の先生から,以下のようなものがありました。


「"私は,自分の目で見て,自分で確かめたものしか信用しません"と,大学赴任直後に言っていた言葉を思い出しました。」


赴任直後に,こんな生意気なことを言っていたんですね(しかも,上司に…(笑))。でも,まあ,それはさておき,いまでも本当にそう思いますし,実際にそのように行動していると思います。人の評価は意外と当てにならないことが多い(だから,人の話を聞く意味はない,ということではない)。結局は,自分の頭で判断して,ちゃんと行動できるように,自分の中にしっかりとした「軸」を作り上げるということが大事。簡単なことじゃないけど,これがないと,いろんな場面でぶれる。




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12月8日


bjリーグで長いこと応援している京都。今年こそはと思っていましたが,先週はラリーの負傷(全治8ヶ月),今週(今日)はデイビッドの現役引退。一挙に2枚看板を失ったということで,シーズン残りはなかなか難しいかな。HCの浜口さんも試練の連続だな。


今週は学部生のプレゼン大会,院生の中間発表会もあるけど,とある報告書を2つは書き終えるというのが最低のノルマ。こちらもなかなか試練の連続。


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12月7日


文○省の委員会資料で,国立大の授業料が今から15年後ぐらいには,現在の約54万円から約93万円程度に上がるという試算が出てきた。これだと,ほとんど私立と変わらなくなるな。もうちょっと…(自粛。


国立大といえば,以前,勤めていた時には「個人評価」というのがあった(今もあるのかは分からないけど)。それで,その評価は「教育」「研究」「社会貢献」「管理・運営」という4観点からなっていた。それぞれの人がある程度はバランスを取りつつも,全体としては得意分野を活かしながら頑張れるというのが一番の理想なんだと思う。ただ,今のご時世,(とりわけ,若手の教員が)職場で求められるのは「管理・運営」だけになっている。もったいない。


一方で,こちらは良いことだと思う。


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12月6日


今日は日曜だけど,一日お仕事。午前中は院生の中間発表のスライドを添削したり,今週の授業の準備をしたり。午後からは学会の運営委員会。現在,副委員長を仰せつかっていて,それだけでも荷が重いところに,4月からは「副」が取れるお仕事のご相談。勤務校の方でも,4月からはまた重い役職が回ってきそうな雰囲気もあるのですけど…。


でも,私の性格って,基本的に「武士」なんですよね。学会の方も,現会長は個人的にとても尊敬している先生なので,その先生のお手伝いができるのであれば,やりますよ,という感じ。勤務校の方も,尊敬している先生なので,進んでやりますよ,という感じ。ただそれだけなのですよね。


最終的には,人の価値は人格,だと思うのです。だから,私がゼミの学生に(明示的,暗示的に)求めることもそういうことなんですよね。とにかく「人格を磨け」。もちろん,私も日々精進,磨き続けますよ。


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12月4日


長い会議があったり,面接があったりの合間に,遠方からお客様。今日は宮城県仙台市の高校生が研究室訪問に来てくれました(最近,こういうのが多い)。さすがに私1人では対応するのがしんどくなってきたので,今回はゼミ生の学生さんたちに協力をお願いしました。


そしたら,やっぱり大正解。自分たちだけで何回も自主的に集まって,熱心に準備してくれてました。有難い限りですね。おかげで高校生の皆さんも充実した楽しいひと時を過ごせたのではないかと思います。ゼミ生には感謝,感謝です。






ちなみに最後の締めは,来年4月から高校教員になる院生さんが「All in English」でミニ授業。カッコよく,締めてました。




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12月3日


今日もあれやこれやと慌ただしい一日でした。そんな時に,ライブストリームとかやっちゃダメでしょうに(笑)。




ようやく見本本が仕上がって,手元に届いたと思ったら,出版社から早々に,とある大学の授業で教科書として採択していただきました,といったお知らせ。ありがたいことですね。


授業が終わって,延長戦が終わったあとは,サブゼミ(授業以外に自分たちで自主的に集まって勉強しているグループ)の集まりに呼ばれたので,参戦。私なんかが出ていく必要もないのでしょうし,気力・体力・時の運も使いきった感もあるのだけど,彼ら,彼女らがすくすくと育ってくれた先のことを想像すると,わくわくする。教育なんてのは,夢を持たないとやってられない。




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12月2日


今年は選挙の年。学長選,学部長選,研究科長選,の3点セット。ということで,12月になり,いろいろとざわめいてきました。


We build too many walls and not enough bridges.

(Isaac Newton, 1642-1727)


何百年も前にこんなことを言ってた人がいるというのは,いろいろと考えさせられる。人間というのは便利な機械を次々と作り出すけど,根本的なところはあまり進歩してないな。


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12月1日


今日から12月。マンションのエントランスにもクリスマスツリーが登場(左)。研究室の方も少しだけクリスマスっぽくなりました(右)。今年もあと1ヵ月,もう少し頑張りましょうか。




学生からのメールの中に,以下のような文があって,思わず笑った。


「先生の研究室に入って本当によかったと毎日思います!!!(泣)」


まず,「毎日」でくすっと来て,「!」が3つで噴き出した(笑)。ただ,教員にとっては,やる気も能力もある学生の面倒を見るのは,(どれだけ忙しくたって)何の苦にもならないし,むしろ本望。


2015年11月

11月30日


土曜に6人面接したばかりだけど,今日は8人面接(明日もあったな)。このあと,大量の作文を書かなきゃいけないのだけど,何日徹夜しなけりゃいけないんだ(笑)。


レイカーズのコービー・ブライアントが今季限りでの引退を決めたとのこと。彼のプレーを最後に目の前で見たのは,何年か前にワシントンに行った時かな。アキレス腱が切れたまま走れるのは,彼ぐらいでしょうね。マイケル・ジョーダン以降,昔ながらのプレースタイルを貫いているスーパースターといえば,コービーしか思い浮かばない。レブロン,カリーが台頭してきて,これでまたNBAの歴史が変わるな。


インカレの決勝(東海vs筑波)を観ていても思ったけど,バスケの試合というのはたいてい,1試合を通じてずっと(チームや個人の)調子が良いということはない。必ず,試合の流れが悪いときや我慢が必要な時間帯というのがやってくる。そこでいかに耐えられるか,しのげるかというのが勝敗を大きく左右する。


人生と同じだな。


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11月28日


今日も朝から勤務校の仕事。途中までは調子が良かったけど,終わりぐらいになって寒気がしてきたなと思ったら,やっぱり撃沈。


何とか年末までは,と思ってたのだけど,無念。


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11月26日


何だか大変なこともいっぱいあるけど,学生さん,院生さんの成長を見ていると,私の存在価値も少しはあるのだろうかと思ったり,思わなかったり。


M1の院生さんの中間レポートは結局,「version 6」まで行きました。最終的には十分満足がいくものができたので「合格」。ここまでやり遂げるというのは,なかなか根性があります。


3年生の方は,ゼミ大の出場グループを決めるコンテスト。正直,予想以上の完成度にびっくり。一番強く感じたのは,これまで「20人って,ちょっと多いのかな」と思うこともなくはなかったのですけど,まったくそんなことはなかったということ。あの子たち,やっぱりやればできる子たちだ。一生懸命やっている姿はカッコいいし,見ているこっちも自然と笑いがこみあげてくる。


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11月25日


院生さんの中間レポートの締め切りが今週末なのでいろいろとやり取りをするのだけど,新たに送られてきたファイル名を見ると,すでに「version 4」(そうか,もう4ターンもやり取りしてるんだ…)。読む方も大変だけど,書く方も大変。思わず,「厳しい指導教員でごめんなさいね」と謝ってみたり。


ふと気がつけば,もの凄い塾の宣伝を見かけてしまった。「日本初!!授業をしない」,それは日本初だろうなあ(いや,世界初かも…)。




日本初といえば,こちらもそうかな。


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11月24日


寒くなったり暑くなったりと気温の変化が激しいので,体がついていくのも大変。旭川とか-3度とか言ってたけど,意味が分からない(昔なら暮らせたけど,今なら無理かな)。


今なら無理かなと言えば,講演の依頼。光栄なお話なのですけど,先月のですら,何とか都合をつけてどうにかお邪魔した始末。ただ,有難いのか(悲しいのか),「If this year is busy for you, we can schedule your visit for next academic year.」とかある。ネイティブを中心に,英語を教えている先生方が対象というのは荷が重いけど,来年度とかでもいいまで言われると,「無理です」というのはさすがに難しいでしょうに…。


まあ,いろいろありますけど,「バスケっていいな」(師匠のまね)。こちらです。


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11月23日


週末は学会で潰れたということで,これでまた休みなしで1週間が始まりました。正直,ぞっとします(笑)。


ただ,今回は期待以上に収穫もたくさんありました。学会のテーマが「学習者」だったこともあり,モチベーションに関する研究発表は計45個もありました(これだけ多くの発表が1つのテーマについてあるのは珍しい)。


いろいろと発表を聞いていて印象的だったのは,いい実践をしているのだろうなあと感じる指導者(兼研究者)の授業を受けている学習者から出てくるコメントは「深い」。やはり,授業へのengagementがそのまま反映されているのでしょうね。


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11月21日


今日から,JALT International Conference@静岡。普段はあまり参加する学会ではないのですが,今年度の大会テーマが「Focus on the Learner」ということで参戦。初日から,面白い発表,参考になる発表など,いろいろありました。この夏,視察で訪れたロンドン大学の先生も講演で来られてましたし,いま大学院の授業で使っている共著者の先生の発表も聞けました。




大会テーマが学習者ということもあってか,教育心理学で得られた知見を応用するみたいな発表も目につきました。とりわけ,テンプル大学の先生のお話は良かったな。やっぱり,もっと頭を使わせる活動(授業)をやらないと,英語などはなかなか身につかないということなんでしょうね。


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11月19日


ボージョレ・ヌーボーが19日午前0時に解禁。一昔前は20日(=奥さんの誕生日)に解禁だったのですが,いつの間にか19日になっていました。それでも何となく,毎年,「縁起物」のような感じでいただいています。「今年のボージョレは…」的なことはよく分かりませんが。




「勝負の神は細部に宿る」,ほんのわずかなところで結果は大きく変わる(バタフライ効果というのはそういうこと)。だから,私はゼミ生の卒論の「参考文献」の書き方にまでこだわる。


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11月18日


今日は直系の付属校で出張講義。来年,ゼミに入ってくる学生さんの中に,この授業を受けてくれてた学生もいるようなので,いつもより少しだけ声,張り気味(笑)。その甲斐あってなのか,授業後の感想を見ると,皆さん楽しんで受けてくれていたようです。


出張講義といえば,来月も神奈川県の高校で講義の依頼。ただでさえ忙しいので本当は勘弁してもらいたいのだけど,少しでもうちの大学,うちの学部に興味を持ってもらえる(機会になる)可能性があるのであれば,引き受けないと,と思ってしまいます。私,いつからこんなに「大人」になったのでしょう。


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11月17日


今日は,院生さんのいいニュース1つ。ということは,第1号。いろいろと先陣を切ってくれます。


おそらく,生きていると「挫けそうになる理由」というのはたくさんあるでしょうね。やめる理由もいくらでも思いつく。その一方,「続ける理由」を見つける,探すというのはなかなか骨の折れる作業。


そんなことを思っていたら,奥さんの買い物に付き合っている際にこんな(↓)ものを発見。結局,失敗を恐れずに,挑み続けた人だけが生き残れる(英語では,「fight or flight」という表現もある)のだと思うけど,これを着た女性が前から歩いてきたら,ちょっと引く(笑)。




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11月16日


朝から修論のドラフト(×2)の添削。これだけで半日,潰れてしまった。正直,こんなに真面目に見ている余裕はないのだけど,一生懸命な学生さんには一生懸命サポートするのがモットーなので,仕方ない。その代わり,果物を育てる時の「間引き」と同じストラテジーは使う。


院生さんに修論は「20,000 words」は書けという話をしたら,ギャーギャー言ってた。話を聞くに,例年,それほど多くはないということらしい。個人的には,これまでのことはどうでもいいと思っている。ただ,言ってる自分ができてないのではとふと思い,自分が修士の院生だったときの修論のワード数を改めて数え直してみた。結果,「18,605 words」。次回からは,「18,000 words」は書けというように指導することにしよう。


明日も朝から2コマ続きで授業をやって,昼は研究指導。


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11月15日


週末は来年度のゼミ生の入室試験。結果として,今回も多彩な才能を持った多くの学生さんたちが揃いました。大まかにいうと,3分の1ぐらいが帰国子女の学生,3分の1ぐらいが留学中の学生,3分の1ぐらいが国内で頑張って力をつけた学生(教職志望,お笑い枠含む)。個々の能力の高さは例年同様,あるいはそれ以上かもしれません。あとは彼ら,彼女らがどんなケミストリーを起こしてくれるか。今から4月が楽しみです。


ここのところ,よく一緒に仕事をする機会が多い方から,「よい週末をお過ごしください。(お休みになられますように)」といったメールをいただきました。ははは,「お休みになられますように」はないですよね(笑)。


ということで,久しぶりに映画を観ました。といっても,WOWOWで録画していた『ぼくらの七日間戦争』。これまで何回も観たことがあるものですが,久しぶりに観ても,やっぱり面白かった。簡単に言うと,厳しい校則や規律で抑圧しようとする教師や親に反抗し,自由を求めて闘おうとする中学生の話なんですけど,生徒役の子たちがそれぞれの「持ち場」でいい仕事をしてるんですよね。さらに,映像と一緒に流れてくる小室さんの音楽もタイミングよく,いい場面で使われていてとても印象的。何となく,私が役割って,こういうバックミュージックのような気がします。


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11月13日


今日も朝からバタバタと。留学先の学生さんとスカイプ面接をしたり,学部生・院生の卒論・修論指導をしたり,学部長先生とあれやこれやと対応を考えたり。どこかにお出かけしたいけど,飛行機に乗れるほど時間がないので,「オリエント・エクスプレス」に乗ってみた。




最近,外国人観光客が増えていることもあって,ホテルのフロントでも海外の方とやり取りする機会が増えているそうです(たしかに学生の中にも,何人かホテルのフロント業務をやっているのがいるけど,結構海外の人が来ると言ってた)。でも,みんながみんな,英語対応ができるわけではない。


そこであるホテルでは,外部の会社と契約して,24時間対応で電話による通訳をお願いしているそうです。要するに,難しい案件などが出てきた場合には,その会社に電話して,お客さんと直接お話してもらって,あとで電話を代わって何と言っていたかを教えてもらうということをやっているようです。実際にその場面も見ましたが,思ったよりスムーズにやり取りがされていました(電話をスピーカーにすると,より簡便でしょう)。もう10年もすると,「翻訳こんにゃく」のようなものが出回ってそうな気もしますね。


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11月12日


今日もしんどい一日だったような気がするけど,学生が頑張ってたから満足かな。3年ゼミ,4年ゼミとも皆さん立派。今年の3年,4年はそれぞれに個性が違うけど,お互いの良いところ(長所)を発揮しながら,よく頑張ってるように思います。できないこと,苦手なことを「お前,これができないだろ」と指摘するのは簡単。大事なことは,自分の長所,短所を理解しながら,得意な部分を伸ばしていくこと。


そんな中,ゼミの志望理由書を読んでいて,ふと思う。「私にとって理想のゼミは,皆が好むゆるいゼミではなく,全てのことに全力で取り組むゼミです」。うちはいつからこんなんなっちゃったんでしょうね。でも,全てのことに全力で取り組んでたら,私みたいに疲れちゃうよ(笑)。


ついにアマゾンでも「予約受付中」になったそうです。学生さんが買いやすいように,1500円以下は死守(結果,税込みで1620円)。「つぎは10年後に岩波新書の赤版」と言ったら,奥さんに飽きられた(笑)。




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11月11日


今日はポッキーの日(らしい)。学生が研究室でいろんな種類のポッキーを食べてた。私も久しぶりに「大人のポッキー」をいただきました。


作文は一通り,読了。毎年のことだけど,こういう作文を読むと,背筋がピンと伸びる感覚になる。明日,明後日でもう一度,読み直す予定。


作文って大事。気持ちを込めて書いたものは,確実に伝わる。個人的に,どんなに忙しくても,書いたものを読んでいただいて,頼んでいただく講演はどうにか調整して引き受ける(これまで断ったことはない)。知り合いの方が「身近なところ」で済ませたいと思って頼んでくださるときは,(申し訳ないと思いながら)これまで何度か遠慮してる。まったく面識がないにもかかわらず,書いたものを読んだだけで話を聞いてみたいと思ってもらえるというのは,職業人としてとても有難いこと。


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11月10日


今日も1限目から授業を2コマ続きでやって,あれやこれやとごちゃごちゃやって,キャンパスを移動して,本部で20時半過ぎまで会議。過労死しない程度に頑張りましょうね。


週末,学会で声をかけていただいた院生さん。国内の大学院(修士)を出て,現在は海外(イギリス)の博士課程で頑張られているとのこと。最近の男の子には珍しく,雰囲気があるように感じました。


ゼミの志望理由書の提出締切は,明日11月11日11時11分だったのですけど,「本当は11日の11時11分に提出したかったのですが,勇気が出ませんでした」と,今日(10日)の11時11分に提出してくれた学生さんがいました。私が高校に出張授業で行ったときに授業を受けてくれていたそうです。人生,どこでどうつながってくるか,わかりません。


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11月8日


南京滞在中のホテルの部屋は55階,朝食を食べるところは56階。それ自体はいいのだけど,ずっと天気が悪いせいか,PM2.5(?)のせいか,外は何も見えない(笑)。




帰国間際,「よし,ビールを飲むぞ」と張り切って頼んだら,常温のビールが出てきた。何の罰ゲームだ(笑)。




何とか無事に帰国しましたが,明日も朝から一日ヘビーな会議,そのあとは学生の研究指導。明後日以降も忙しいな。


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11月7日


Asia TEFL International Conference@International Youth Cultural Centre(写真左下)に参加中。前回参加したのは,2011年に韓国であった時。ちなみに,来年はロシアのウラジオストックとのこと。発表の方は,院生さんが立派な仕事してました(私が院生だった時より,10倍ぐらい立派)。今後,修論をまとめていくにあたって,良い経験になってくれればと思います。




・学会会場で昼食をいただこうとすると,200人ぐらい並んでた。

・地下鉄に乗ろうとすると,パスポートを出せと警備員に止められた。

・バスは時刻表がなくていつ来るか分からないし,夜でも車内は真っ暗だった。


中国,やっぱり怖い(笑)。


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11月6日


今日から中国出張。北京を経由して,目的地は南京。


・まず北京に着いたら,気温1度で雪が降ってた。

・空港レストランで料理(写真つき)を頼むと,写真と全く別物が出てきた。

・待ってる間にネットをしてたら,Googleにはつながらなかった。

・南京行きの乗り継ぎ便は何の予告もなくキャンセルになってた。

(14:10発の便は20:20発に。おかげで空港で6時間近く待ちぼうけ<現在進行形>)




中国,やっぱり怖い(笑)。


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11月5日


今日も頑張った1日。こんなに頑張る先生,希少だよ(笑)。まあ,だからいろんなところから声をかけられるのか。


3年生のゼミは「Culture Day」。オーストリア,アメリカ,日本の各文化を90分で体験できるという欲張りな日。交換留学で迎え入れている学生,私が学部の時に留学していたイリノイ出身で,私が留学していた96年に生まれていたという運命的なことを知ってビックリ。


4年生のゼミは(相変わらず)卒論でぐちゃぐちゃ,ごちゃごちゃ。ああでもない,こうでもないと言いながら,1歩すすんで2歩さがる。ということで,授業後は慰労会(?)。さて,問題。ウォーリーを探せ!




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11月4日


スガシカオが『プロフェッショナル』で言ってた。「正しいことを言うと,説得力がその分なくなっていく。"いや,そんなこと分かってるよ"ってみんな思うので」と。そんなスガをミスチルの桜井さんが評して曰く,「スガシカオを一言で言うと社会不適合者」。その部分は実際の放送ではまるごとカットされたとか。


五郎丸は「時の人」らしい。いっぱい活躍したのだから良いことだと思うし,私ですらラグビーの試合を生で観戦してみたいと思う。ただ,(バスケットマンとして)同時に感じるのは,バスケットだって同じようなチャンスが回ってくる可能性は十分にあるということ。例えば,強い2,3チームの調子がたまたま悪かったり,世代交代の(谷間の)時期だったりで,ひょろひょろとオリンピックで勝ってしまうことだってあり得ないことではない。


そう考えると,頑張った成果というのは必ずしも直線的に結果を規定しているわけではなくて,周りのいろんな要因が複雑に絡み合って結果に結びついているとも言える。当事者というのは,意外と「自分が頑張ればどうにかなる」とか,「こんなに頑張っているのに,なぜ」といった思考に陥りがちだけど,世の中というのはおそらくそれほど単純ではない。だから,面白いんだろうけど。


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11月3日


今日も休日出勤。院生の修論指導をしながら,卒論のアンケートに関する質問に対応したり,海外とのタンデム学習の不具合に対応したり,研究室訪問を希望する中学生の対応を考えたり。


さらにその間に,「現在25,000字だけど,本来は48,000字なので,明日までに何とかして」的なメールが飛んできたり。母上様,なんぼ何でもそれは無理ってもんでしょうに。そんなことを思いながら,日が暮れる頃には35,000字を超えてた。こういう仕事の仕方は,カラダにもココロにも良くない。


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11月2日


昨日と今日は明大祭。私がこちらに来て1年目は「そういうものがあるのかあ」と思って終わり,2年目,3年目は若手教員の宿命(?),「見回り」。ということで,ゼミとしても初の参戦でした。


基本的には,学生さんたちがすべて主体的にやってくれていたので,私はとくに何かをするということはなかったのですが,皆さんよく頑張ってました。うちのゼミはシャカシャカポテト,タピオカカフェの2つで参加しましたが,どちらも評判は上々だったようです。ポテトは(私が推薦した)カレー味が一番「不」人気でした。今年のゼミも不人気かな…。




タピオカは予想以上の人気で,私がお邪魔した頃にはすべて売れ切れ。なので,仕方なく,「タピオカマン」に登場してもらいました(笑)。




その他,ゼミ生が参加してたサークルのパフォーマンスなども観ましたが,みんなカッコよく輝いてました。やっぱり若いっていいですね(できることなら,もう一度,戻りたい)。何でも一生懸命にやることが大事。その姿というのは,いつもカッコいいというわけではないかもしれないけど,そういう姿に周りは心を動かされるし,そういう人を周りは応援したくなる。大切なのは,変わらぬ情熱を持って,努力を続けること。そういう姿を周りはちゃんと見てるし,困ったときはちゃんと助けてくれる。


2015年10月

10月31日


研究費の工面に悩む若手研究者たちの間で,ネット上で出資を募る「クラウド・ファンディング」が流行ってきているそうです。こういう仕組みを通じて,一般の人たちが将来性のある研究に「投資」できるというのは,なかなか面白いアイディアのような気がします。


ただ,首尾よく「投資」を得るためには,一般の人にもわかりやすく,自分のやっている研究の価値や意義を説得力のある形で伝える必要があります。理系ではすでに「Science Communicator」といった人たちの役割に注目が集まっていますが,今後は文系でも似たようなことは起きてくるでしょうね。だって,世の中ではすでにそういう人たちがあちらこちらで活躍している。例えば,少し前だと「家電芸人」というのはそうだろうし,最近だとアンジャッシュの渡部さんがテレビで頻繁に美味しいお店を紹介してる。


今回,(何十年ぶりとかで)科研費の審査システムが見直されるそうですが,おそらくは似たような問題意識があるはずです。こちらを見る限り,要するに「隣の分野の人にも理解できるような書き方をしなければ評価されないということになる。つまり,これまで分野内での競争だったものが,分野間での競争に変わるということになる」ということだそうです。個人的には,そうなんだ~という感じもします。ある意味,そんなことは当たり前だと思ってきましたし,実際,10年も前から私の科研の書類は(まったく素人の)奥さんが査読しています。少しでも分かりにくいと,「ここ,分からない」とか,ひどい時には「全然,面白くない」とか,すぐダメ出しされます(笑)。でも,その甲斐あってか,科研は院生の頃から落ちたことがない。難しいことを難しく書いたり,簡単なことを簡単に書くことは誰でもできます。大切なことは,難しいことをいかに分かりやすく書くかということ。


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10月30日


少し油断したら,査読が7つ溜まってた。先週2つ,今週2つ,終えたので,来週も最低1つ頑張ろう。


今週も慌しい1週間だったような気がしますが,Kikuchi & Sakai(あるいはSakai & Kikuchi)の両先生と食事をする機会などもありました。普段ならあまり足を運ばない(運べない)ようなお洒落なお店でした(Kikuchi先生はいろんなお店をよく知っていらっしゃる)。ダイエット中のSakai先生は,焼酎を飲みながらカロリー低めの食べ物ばかりを注文されてました(研究以外でもストイックのようです(笑))。


あと,ゼミ関連では,恒例のハロウィン・パーティもありました。私は終りの方にちょっと顔を出しただけでしたが,皆さん,とても楽しんでいるようでした。留学生も「先生のゼミに入れてよかった!」と嬉しそうでした。仮装の方は,,,昨年よりもさらにパワーアップしてたような(オーストラリアから帰ってきた"スーパーマリオ"も良かった)。この後はすぐ(日曜から)明大祭です。ゼミ生にとっては,「リア充」週間になると良いですね。




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10月28日


1年ほど前から構想を考え始めて,ここ半年ほどかけて(すき間時間を使いながら)執筆した本の装丁(デザイン案)ができたそうです。百戦錬磨の編集者から「あともう少しです!」と激励をいただきましたが,この方のサポートで文章がとても読みやすくなりました。さすが,プロですね。




4年ゼミは卒論の進捗状況を全体で共有できるように,Googleドライブを共有で使い,それぞれが各自の(最新)原稿をアップロードできるようにしています。今日,ふとドライブを見ると,「卒論の仕上げに向けて意識してほしいこと」という見覚えのないファイルが上がってました。誰かと思いきや,院生だったようです(学部ゼミの飲み会に出没するだけの,ただのおじさんではなかったんだ(笑))。その中で,私も勉強になったこと(以下,引用)。


「本研究の目的は,Aとは何かを明らかにすることである。AとはBである。」

良い研究とは,上のように一文(一言)で言えて,200-300字で要約できて,2万字の論文が書けて,10万字の本が書けるものです。


その通りですね(今度から授業で使わせてもらいましょう)。また,全体の文章末にもいいメッセージがありました。彼との付き合いは4年目ですが,気が付けば,立派な先輩に育ってました。こういう学生,院生が育つというのは,「良いゼミ」ということの証拠でしょう(笑)。そして,10年後,15年後ぐらいには,彼が「もっと良いゼミ」を作っているでしょう。


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10月27日


今日は大学院の授業(×2)の日。1週空いたのでどうかなあと思っていましたが,皆さん,頑張っているようでした。一安心,できるほどの余裕はありませんが,この調子で乗り切ってほしいものです。


大学院と言えば,来年度は博士後期の授業も持たないといけないということで,大学院だけで4コマ。博士後期のゼミも持つとなると,(大学院だけで)6コマか。


訳あって,郵便局で切手を何枚か買ったら,こんな(↓)袋に入れてくれました。いまは切手を入れる袋にも,大学の宣伝が載ってるんですね。ちなみにこちらの大学には知り合いの先生も勤めておられますけど,自宅からも歩いて行けます。




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10月26日


電車内の中づり広告を眺めると,「20代で終わる女,30代で花咲く女」。ずいぶんと,キャッチーな感じです。まあ,うちの業界で言うなら,「30代で終わる男,40代で花咲く男」でしょう。20代は勉強ばかりして過ぎていく。30代はやっと就職して頑張ろうと思うけど,「若手」というだけで何でもかんでも回ってくる(その結果,疲れ切ってしまう)。ここで多くは諦める=「終わる」。その一方,いくら往生際が悪いと思われようと,(細々でも)頑張り続ける人は,40代で花が咲く(可能性がある)。




私,今年から40代ですけど,引き続き,「若手枠」(苦笑)。でも,一花,二花,咲かせられるように,まだまだ頑張りますよ。だって,自分も頑張ってないと,学生に「頑張れ,頑張れ」とか言えないですもの。


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10月25日


週末は大学英語教育学会(JACET)中国・四国支部と松山大学大学院言語コミュニケーション研究会の共催による研究大会で講演をさせていただきました(プログラムと発表要旨はこちら)。スクリーン横に「演題」と書かれたポスターを掲げていただいたり,フロアにはあちこちでお世話になった(なっている)偉い先生方がいっぱいいたりと妙に緊張する時間でしたが,何とか無事に終えられました。


研究大会後は懇親会にもお邪魔させていただきましたが,すっかりご馳走になってしまいました。我が敬愛する「心の師匠」も来てくださっていたので,思わず写真のお願い(そしたら,ご本人も「わしのもお願いできんかのう」と仰ってましたが(笑))。これでまた,家宝が1つ増えました。




東京に戻る前には,元同僚の方々と一緒にご飯を食べる機会も設けていただきました。それだけでも恐縮しきりなのですが,いざお店に行ってみると副学長先生まで座っていらっしゃったりする…。もうそんなドッキリ,要らないでしょうに(「個室」と聞いた時点で,少し嫌な予感はしたのですけど)。


来る前は2度にわたる列車トラブルなどに巻き込まれ疲れ果てて松山に入りましたが,飛行機に乗って帰京する頃にはいろいろとエネルギーをもらえたような気がしました。ということで,次は再来週にまた海外出張なども控えていますが,引き続き頑張りましょうか。


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10月23日


今日は会議の日。計4時間半ぐらいだったかな。結局,差し戻しになった件などもあったりしたので,また作戦を練り直して再挑戦。


明日は朝から来年度ゼミの全体ガイダンス。最初の方だけ顔を出させていただいて,そのあとはすぐ飛行機に乗って移動。講演をして,懇親会に出て,そのあとはバタンキューかな。


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10月21日


昨日は仕事後,職場の事務方と飲み会。ああいう前向きな方が同じ職場にいてくださると,とても助かります。そういえば,週末は前に勤めていた職場近くにお邪魔するのですが,元同僚の教職員の方々が一席設けてくださるそうです。日曜にもかかわらず,ありがたいことです。


最近,若い人を見ていてよく感じるのは,思考パターンや行動パターンが「平面的」な人が多いなということ。デジタル世代のためか,直線的な処理はものすごく得意だけど,物事を「立体的」に捉えて,行動するというのはあまり得意ではない(というか,そういった経験をあまりしていない)気がする。高校時代の数学の先生が,「私は4次元を見た」とか言っていた(笑)けど,そこまでなる必要はないにしても,少なくとも3次元的なモノの見方,バランス感覚を持つというのはとても大事。


こちら,面白そうなシンポジウムですけど,ずいぶんと似たような名前の大学院ですね。というか,同じか…。


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10月19日


師匠とやり取りしていたら,ブログやら,ツイッターやらをやっていると衝撃の告白をされた(笑)。


師匠と言えば,『Coach Carter』(邦題は『コーチ・カーター』)という映画(アメリカの高校バスケが題材)を観たのだけど,なかなか面白かった。その中で,とりわけ以下のセリフが印象に残った。


Our deepest fear is not that we are inadequate.

Our deepest fear is that we are powerful beyond measure.

It is our light, not our darkness that most frightens us.

Your playing small does not serve the world.

There is nothing enlightened about shrinking

so that other people won’t feel insecure around you.

We were all meant to shine, as children do.

It’s not just in some of us, it’s in everyone.

And as we let our own light shine,

we unconsciously give other people permission to do the same.

As we are liberated from our own fear,

our presence automatically liberates others.


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10月18日


せっかくの日曜だし,天気も良いということで,久しぶりに明治神宮に出かけてきました。




やっぱり,雰囲気があるし,落ち着く場所ですね。そうそう,ちゃんと絵馬も書いてきました。みんな,のびのびと元気に頑張れ!




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10月17日


今日も(土曜だけど)校務のため出勤。夢と期待を語れる高校生と言うのは,見ていて清々しい。その一方,「まだ親にも言ってないですけど,彼氏ができました!」という大学生もいた。若いって,いいな(笑)。


大学生と言えば,「私は廣森ゼミにとても貢献していることをお伝えしたいと思います」といった自己アピール(?)をしてきた学生もいた。この学生,以前,ゼミ試に落ちた学生(笑)。その後も,選択の授業(ものすごくdemandingな授業)を取りに来たり,研究室にちょくちょく遊びに来たりしてましたが,他のゼミ生の話し相手にもなってくれているようです。


彼女のようなユニークな学生,貴重ですね。うちのゼミには刺激が強すぎたかもしれませんが。3期生は現在15人ですけど,彼女は16人目のゼミ生でしょうね。


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10月15日


今日はがちゃがちゃ仕事をして授業をした後,ゼミ長3人と「未来を語る会」。未来を語る(語れる)人は魅力的だし,そういう人に周りは集まる。




そんなことを思いながら飲んでたら,気がつけば2本目。ダメなパターンだ…。案の定,その後の記憶はあまりない。




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10月14日


カナダのUBCの先生からお誘いいただいたので,学生同士でタンデム学習のプロジェクトをやろうと思ってゼミ生に声をかけたら,「微力ながらぜひ参加させていただきたいです」とか,「拙い英語でも問題なければぜひ参加したいです!」とか。あなたたち,どれだけ謙遜してんの(笑)。


ラグビー日本代表で外国人選手が話題になってたけど,お隣・韓国を見ると,「multiple citizenship system」とか言ってて,もっと進んで(?)いた。


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10月12日


週末は中身が濃すぎる連休。土曜は築地で法要(芸能人並みだった),その後は場所を変えて,講演とパネルディスカッション。日曜は研究発表11本の拝聴。勉強しすぎたせいか,食べ過ぎ&飲み過ぎたせいか,頭も体も重くなった感じがする。




疲れて自宅に戻ると,著者校の再校が届いてた。ここ1~2週間でこちらと科研の書類を仕上げないといけない。でも,来週末には四国で講演をお願いされてるから,その準備もしないといけないんだな。


日本ラグビー,試合後の五郎丸のコメントはカッコ良かった。「ラグビーにはヒーローはいないと思う。このチームみんながヒーロー」。私が学生に「ゼミは"部活"だ」と言う時は,こういう想いで言っている。


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10月9日


風邪なのか,花粉症なのか,何だか鼻水が出たり,喉がイガイガしたり。


今週も教員,院生,学部生の推薦状書き。こうあちこちからお願いされると,論文の査読と同じで,「いま,別のを抱えているので,今回は勘弁してもらえると…」的なお返事をしなきゃいけないことも出てくるかな。


心のバランスと体のバランスは密接に結びついてる(だろう)ということで,ふと思い立ったように,バランスボール(笑)。1日1時間ぐらい座るようにしていたら,少しはお腹周りが引き締まると良いのですけど。




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10月8日


今日は何だか心が折れそうになることがいっぱいある一日だったな。まあ,そういう日もあるか。


でも,心が折れそうになっても,挫けそうになっても諦めないんだ。だって,学生にも「ツラいと思っている時は成長してる時なんだ」と言ってるもの(笑)。


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10月6日


今日は大学院の授業2コマの日。終わった後,「疲れた~」と言ってた院生がいたので,いっぱい頭を使う授業だったんでしょう。まあ,発表も良かったからかな。


そういえば,彼が学部3年の時のゼミはこちらのテキストを使っていて,M2のゼミはこちらのテキストを使っているわけだから,何となくどれだけ成長したかプレ-ポストテストをやってるみたいな気がする。3年生の時の発表はひどかった(笑)けど,人間,たかだか2~3年であれだけ成長するんですね。一番難しいのは,それを継続することだけど,順調に成長し続けていってくれると,10年後ぐらいは楽しみです。


ゼミ合宿から戻って以来,ずっと入院してたWi-Fiルーターがようやく退院してきたかと思ったら,今度はレーザープリンタの調子が悪い。ドラムカートリッジを交換しろというので交換してみたものの,症状は一向に改善しない。いっそのこと買い替えてもいいのだけど,こんだけデカいプリンタ,どうやって処分したらよいものやら。


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10月5日


今日は職場で健康診断。職場のやつは生活習慣病ぐらいしか分からないのだろうけど,受けるのは決まりなので仕方ない。採血はよくやられるので結構慣れてるつもりだけど,血を抜く前に「それじゃあ,利き手と“逆”の手を出してください」とか言われると,いきなり不安になる(笑)。


ふと,なぜ日本ラグビーにみんな注目するのかなと思う。多くの人はどこかで「(日本代表とか言っても)半分は外国の人じゃん」とか思っているような気がする。でも,(ラグビーを見たことがない人ですら)何となく応援したくなる。


たぶん,みんな強くなっていく「プロセス」を共有したいんじゃないかと思う。いまは手助けがないと勝てないかもしれないけど,将来的には純和製で勝てる時代が来るかもしれない。その,まさにいま,時代が動いているプロセスを目撃するというのは,とてもワクワクするし,夢がある。私が学生を指導する時のモチベーションというのは,まさにこれだと思うけど。


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10月4日


昨日は高校時代の同窓会。小学校からの同級生も来てたし,久しぶりの面々にも会えて,ついつい長々と(7~8時間?)飲んでしまった。40にもなると皆さん偉くなってたり,子どもも大きくなってたりするものですね(一番上で中3の子どもがいる同級生がいた)。そういえば,4年ゼミで就職が決まったところで働いてる方もいた。地元に残ってる連中との会もいいけど,東京に出てきてる連中とのこういう会もいいな。


同じような感じで,月末には大学院の同窓会。何十年記念とかということで講演などを頼まれましたが,幸か不幸か,ちょうどすでに予定が入ってました。もっと適任の方がいっぱいいるので結果的には良かったのですが,一参加者としては顔を出したかった。


週末からbjリーグも開幕。京都は1勝1敗のスタート。内容的にまだまだだし,チームとして機能してない場面が目立ってた。問題は,来週の浜松戦。この試合で,シーズン前半の雰囲気はだいたいわかるかな。


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10月1日


気がつけば,10月1日。ということで,多くの4年生は内定式。もう半年で卒業なんですね,彼らも。たぶん,追いコンで泣くな,私(笑)。


3年生の方は相変わらず元気いっぱい。新しい3人(前列2列目)もうまく溶け込んでくれそうな様子。まあ,ゼミ長(最前列)が頑張ってくれているおかげでしょう。それにしても,ほんと,「だ~れがせいとか,せんせいか~」の世界。さて,先生はどこにいるでしょう(笑)?




普段から,どうしたら学生は育つのかなあと考える。そう,「育てる」じゃなくて,「育つ」。英語の"develop"も他動詞じゃなくて,自動詞。ついでに言えば,多くの大学でFDがうまく行かないのは,教員の自主性を発揮させるようなプログラムじゃなくて,上からのトップダウンばかりでやろうとするから。最近の矢継ぎ早の大学改革もそう。


2015年9月

9月29日


今日は,大学院の授業(×2)の初回。今後の予定を大まかに立てたけど,うまく行くとなかなか面白くなりそうな予感。まあ,予定はあくまでも予定だけど。


Katy PerryによるSuper Bowl 2015でのハーフタイム・ショーはすご過ぎる。こんなの見せられたら,(ハーフタイムに)トイレとか行ってる場合ではない。アメリカのテレビ史上,視聴者数が最多を記録したはずだけど,それもうなずける。



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9月27日


(日曜だけど) 喫茶店をハシゴしながら,4年生のレポート添削。やらなきゃいけないことは他にもいっぱいあるのだけど,これもやらなきゃいけないので,仕方ない。全部ではないけど,1回目,2回目,3回目と確実に内容が良くなってきている卒論を見れるのは嬉しいこと。時間をかけて,気持ちを込めて書いているものは,必ず相手に伝わるもの。誤字,脱字が多いものは問題外。私の場合,そういうのが2つ,3つ出てきた時点で,査読の論文だろうが,卒論・修論だろうが,その先は真面目に読まない。


吉高さんが出演するトリスハイボールのCMに出てくる冷蔵庫が羨ましいと言ってたら,奥さんが自宅にあるお酒用の冷蔵庫をこんなふう(↓)にしてくれてた(笑)。




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9月26日


どうも寝違えたらしく,首が回らない。後期が始まって,一挙に忙しくなって首が回ってなかったのだけど,文字通り,そうなってしまった。


木曜は学部ゼミ×2。休み明けのせいか,2コマ続くと,息が切れる(笑)。例年,3年ゼミは夏休み明けの初回授業でTOEICのスコアを全体でシェアするのだけど,今年度の平均は817点(去年に続いて,800点は越えてました)。年内に850点は行くでしょう。


後期からは留学生2名も加わったということで,ゼミもついに「40人学級」。「The seminar needs all kinds of minds.」なので,多様な学生さんがいるというのは良いこと。これだけいろんな学生がのびのび,楽しそうにやってるゼミというのも珍しいんじゃないかな。私としては,大事なことは伝えつつ,いろんな価値観も受け入れつつ,となかなかチャレンジングな舵取りが求められるけど。


金曜・土曜は大学院のI期入試。何事もなく,無事に終わってくれたので,まずは一安心。II期入試は,年明けの2月(だったはず)。


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9月22日


結局,連休は著者校でつぶれてしまった。でも,逆指名した編集の方がとてもいい仕事をしてくれたので,そのぐらいは仕方ない(というか,当たり前)。


うちの奥さん,私が早くに死んだらペッパーを買っていいかと聞いていたけど,こちらを見る限り,なかなか面白そうな奴。価格を見ると,本体プラス諸々でだいたい100万ぐらいらしい。お小遣いから少しずつ貯めていくか。いや,いつになったら貯まるんだ(笑)?


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9月20日


今日は祝日だけど,朝から仕事。夕方からは研究室に来てた3年生らを連れて,職場近くで一杯(いや二,三杯)。3年ゼミは人数が多いにもかかわらず,半期をかけてだいぶまとまってきました。後期はまだまだ良くなるでしょう。


安保法がついに成立。これだけの反対があったにもかかわらず法案を通すというのは,安倍さんの側にもよっぽどの信念・覚悟があるんでしょうね。政治家なんだから,そういう信念・覚悟を持つというのは良いことだと思うけど,それだけ譲れないものがあるんだったら,もっとそれを(私みたいな)素人にもわかるように説明してほしかった。


世の中,普遍的な価値観などというものはおそらくないのだから,自分の価値観だけじゃなくて,相手の価値観にチャンネルを合わせるような努力があってもよかったはず。少なくとも,私が学生と接するときにはそういったことに気を付けてるし,学生にも(口には出さないけど)そういったことを期待してる。


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9月18日


ゼミ合宿も終わって,昨日はリハビリめいたものだったけど,今日はフルスロットル。調子に乗って,働き過ぎた。


10月,11月は(1回だけ除いて)すべての週末がすでに埋まっているなあと思っていたら,今日,その1回だけのところに(ピンポイントで)高校時代の同期から同窓会の誘いが来た。唯一,空いている日にやってくれるというのは何かの運もあるのでしょうから,(休みがなくなるのはしんどいけど)喜んで参加のお返事。もうそろそろ,外見だけでは判断できない同級生とか,いるんだろうな(笑)。


先週あたり,こんな調査が出てたけど,住宅費だけじゃなくて,食費とかを含めた基本生活費がそもそも違うでしょうにね。というか,ポイントは違いがあるかどうかではなくて,そういう違いがあるのが分かっていても,東京に住むことを選択するかどうかということ。


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9月16日


ということで,月曜からのゼミ合宿もおしまい(合宿係の学生さんたちの尽力で,すべて無事に終わりました)。3年ゼミの中間発表があったり,BBQがあったり,アスレチックがあったりと盛り沢山でしたが,無事に帰ってこれたので何よりです。自宅に帰宅後,なぜかしらWi-Fiルーターが壊れてしまった(電源が全く入らない-原因不明)あたり,おそるべし軽井沢ですが。学生さんの良い面や意外な面を(再)発見できたのは,大きな収穫。




来週からいよいよ後期の授業も始まりますが,4年生は就活(あと少し)と卒論,3年生はゼミ大に向けての準備が本格化します(のはず)。院生は修論の執筆も忙しくなりますし(のはず),研究室としても1年間の留学帰り(オーストラリア)の学生や交換留学生(アメリカ,オーストリア)を迎え入れます。私も気持ちを切り替えて,引き続き,頑張っていきましょうか。


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9月14日


今日からゼミ合宿。北軽井沢は良いのだけど,ずいぶんと山奥まで連れてこられたようで,携帯の電波もつながりにくそう。




これから3日間,事故なく,無事に終えられればと思います。


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9月12日


あまりテレビを見ないので分からなかったけど,台風はひどいことになっていた。何だか最近の災害は規模がおかしすぎる。


おかしいといえば,今朝方,変な夢を見た。福岡ソフトバンクの工藤監督と掛布"コーチ"が自宅に来て,「ピッチャーとして,是非うちに…」とか言われてた。なぜ,野球のピッチャーなのかも分からないし,なぜ掛布さんが"コーチ"役(?)だったのかも分からない。また,「突然で申し訳ないのですが…」的なのがあるのかな。


最近の習慣として,何かしらしんどい仕事がある日の朝はスタバでコーヒーを買って出勤する(お小遣いが少ないので,毎日は買えない)。夏は暑い日が多いので,ほとんど普通のアイスコーヒーなのだけど,氷が入っていて水滴がつくので,(スタバにある)紙ナプキンでカップを覆っている(それがくっついて,一日中,そのまんま)。職場の帰り際,給湯室に寄って,カップを捨てようと紙ナプキンを取ったら,…。あら,まあ。




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9月10日


日本に戻って来るなり,相変わらず湿度が高かったり,強烈な台風が来たり,解せないことがいろいろあったりと,なかなか大変。


そんな中,わざわざ自宅まで(前期の)授業評価アンケートの結果が送られてきました。今回は受講者が200人を超えていたこともあって,正直あまり手ごたえがなかったのですけど,アンケートの結果自体はそれなりだったようです。例えば,


1. 担当教員の声,言葉は聞き取りやすかったですか?

   強くそう思う(5段階評価の5)84.0% (大学平均 50.0%)

*ちなみに昨年度は 強くそう思う(5段階評価の5)81.4% (大学平均 50.4%)


2. 担当教員の板書やパワーポイントなどは見やすかったですか?

   強くそう思う 70.9% (大学平均 36.9%)

*ちなみに昨年度は 強くそう思う 65.9% (大学平均 36.0%)


3. 担当教員の使用する資料はわかりやすかったですか?

   強くそう思う 64.0% (大学平均 35.3%)

*ちなみに昨年度は 強くそう思う 65.1% (大学平均 34.6%)


4. 担当教員から講義内容を教授しようとする熱意は伝わってきましたか?

   強くそう思う 82.3% (大学平均 47.0%)

*ちなみに昨年度は 強くそう思う 74.4% (大学平均 46.7%)


等々。「使用する資料」については,(今年度まではプリントを印刷・配布だけど)来年度からは教科書を使う予定。これがどういう影響を与えるか。「熱意は伝わってきたか」については,80%以上の学生さんが「強くそう思う」と答えてくれていたというのは心強い。


その一方,受講者が139→166→217と増えてきているので,テスト(めいたもの)をやっても採点にかかる時間が初年度の1.5倍ぐらいになってきました。ということで,来年度は少し考えないと難しいかもしれません。人数に関しては,200人以上は多すぎるというのが正直な感想。3年やったイメージとして,170~180人ぐらいが限界。


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9月8日


出張明けということもあって,今日はその事後処理など。まだまだリハビリのような気がするものの,来週はゼミ合宿。私とか,行かないでもいいような気もするのだけど。


ゼミと言えば,長期留学の関係で休学していた学生さんから,新たにゼミへの入室希望が来てました。志望理由書を拝見するに,とてもやる気があるように思います(今週中に面接の予定)。ただ,3年ゼミはすでに20名のゼミ生がいて,後期からは交換留学生も2名加わってということなので,どうしたものか。そういえば,奥さんには「来年はゼミ生は7人までしか取っちゃダメ」と言われてた。


去年の岩手県と同様に,今年は宮城県の高校生から研究室訪問のお願いがありました(修学旅行での個別研修の一環のようです)。前回は,私の方で簡単にキャンパスを案内したり,私が担当する英語の授業に参加してもらったり,研究室で質問に答えたりといった形で対応しましたが,今回はせっかくなのでゼミ生にも協力してもらおうと思っています。ということで,声をかけてみたところ,さっそく手を挙げてくれる学生が出てきました。どんな企画になるのか,こちらも今から楽しみです。


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9月6日


約2週間の海外遠征も今日が帰国の日。終わってみれば,あっという間でした。


ロンドンに戻ってきて,飛行機まではホテル周辺の散策。すぐそばにロンドン・ブリッジなどもあるのですが,橋のふもとから広がる「Borough Market」は(行かれたことがない人には)超おすすめ。


活気のある食料品市場のような感じですが,イギリスだけでなく世界各国の食材や料理が数えきれないほど並んでいて,いつも地元の人や観光客で賑わっています(イメージ的には,日本の築地市場)。




鮮魚店やカレー屋さん,ミートパイ屋さんなども数多くあり,お茶目なお兄さんも愛想よく迎えてくれます(笑)。食べ物はどれもどっしりと重く,ボリュームがあるものばかり。とくに寒い日などは温かいもの,辛めのものがよく合います。






ということで,おしまい。




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9月4日


昨日からはイギリスのバーミンガムでBAAL Annual Meeting 2015に参加中。




著名な先生や知り合いの方々にもお会いすることができましたが,なぜかしら楽しみにして聞きに行った発表が2つほどキャンセルになっていました…。下の左側は,大学院時代に同じゼミに所属していた先輩(といっても,かなり年配の先生になりますが)。最後にご自分の名刺を紹介するあたり,さすがです(一応,メールアドレスとかは消してます。笑)。右側は,気鋭の若手研究者。発表後も質問する方で列ができていて人気でした。さすがです。




学会行脚もいよいよ明日でおしまい。いろいろと発表を聞きまくったり,移動中にも論文や本を読んだりしていたので,そろそろお腹いっぱい。ただ,ここ最近は原稿を書いてアウトプットしきった枯渇感があって,今回は学会を渡り歩いてインプットしまくるのが主目的だったので,「胃もたれ」するぐらいがちょうどいい。


「胃もたれ」と言えば,イギリスは一昔前はどこに行ってもいまいちな食事ばかりでしたけど,ここ最近はかなり変わりました。やっぱり,オリンピックの影響もあるのでしょうかね(テレビで料理番組とか頻繁にやってるし)。下の左側は,とあるホテルでの朝食(結構,こういう感じの朝ご飯が多い)。マッシュルームはスーパーだととても安いのだけど,これが意外と美味しい。右側は,日本の味が懐かしくなってきたので,カレー。なぜかしら,バーミンガムはカレーのお店が多い。地元の人に話を聞いてみると,どうやらこちらでは「バルチ料理」というのが有名らしい。「バルチ・ハウス」に行く時間はなかったけど,たしかにカレーは美味しかった。




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9月2日


昨日からはヨーク。以前にも来たことがある街ですけど,相変わらず雰囲気のあるところです。強いて言えば,町全体が博物館のような感じ。




学会の2つ目はUKLVC 10。言語のvariationやchangeに焦点をあてた学会なので英語教育そのものに関する発表は少ない(見渡す限り,日本人もほとんどいない)のだけど,科研のテーマを考える上では参考になりそうな発表がいくつかありました。


ちなみに,下の左側の写真,構図がうちの学部ガイドに似てる。大学のパンフレットというのはどこもこういう感じなのか,それともいま話題(?)のパクリか(笑)。




ヨーク(イギリスだけど,都会から離れた静かな街)に来たので,ここ1週間ぐらいで感じたことを振り返ってみたり。


イタリア・ミラノに滞在していた時,ACミランがホームで試合をやっているのを(テレビで)観た。すぐ近所でやっているということもあって,ユニホームを着たファンと頻繁にすれ違うなど,地元の盛り上がりがばんばん伝わってきた。あいにく当日はベンチだったけど,本田はよくやっていると改めて思った。あのプレッシャーたるや,半端ないでしょうに。


「グローバルに活躍する」とか「グローバル人材を育てる」とか簡単に言うけど,実際はそんな簡単なものじゃないと思う。うちの分野で言えば,そういう人材というのは,国際学会でばりばり発表して,国際誌にどんどん論文を載せてる人を言うのでしょうけど,実際にはそんな人はあまりいない(国際誌に1本でも単著・共著で論文を載せてる大学教員だって,全体の何%ぐらいいるんでしょうね?)。簡単に「グローバル人材を育てろ」とか言ってる人自体,グローバルに活躍してるのかどうかはとても疑問。そもそも,グローバルな世界を身を持って,実感として分かっている人は少ないんじゃないかな。


ロンドンを歩いていて感じたのは,世界のトップが交渉するテーブルに日本(人)はいないだろうなということ。一昔前はかろうじて混ぜてもらえてたのかもわからないけど,いまは存在感すらない。ロンドンの街中にある超有名な老舗デパートでも,多言語で「いらっしゃいませ」的な挨拶が書かれた掲示があったけど,日本語はその中にすらない(買い物好きなはずでしょうけど)。客層は地元の紳士淑女が半分ぐらい,残りの観光客で目立ったのはアラブ系の人たち(ブルカや二カーブの女性がたくさんいた)。オイルマネーの影響でしょうかね。今後は中国の観光客が増えてくのかな。


2015年8月

8月31日


イタリアから移動して,今度はイギリス。今日は学会と学会の合間ということで,明日からの準備(列車の手配,会場までの移動方法,プログラムの確認など)を済ませてから,余った時間でロンドン市内の散策など。


気温的にはイタリアより15度ぐらい低い感じ(久しぶりにセーターを着用)。それよりも何よりも,相変わらず物価が高い。とくに外食などは一昨年来た時よりもさらに高くなっているような。前回はパブで飲むビールが1杯800円ぐらいだったけど,今回は1杯1000円ぐらいになっている。どんどん東京より物価の高い街が増えていく。


日中は「自称・大学ウオッチャー」としてロンドン大学を視察したり,大学のすぐ裏にある大英博物館をのぞいてみたり。夜はイギリスらしく(?),街中の劇場でミュージカル鑑賞(今回は「マンマ・ミーア」)。やっぱり何度観ても,良いものは良い(やってる最中は撮影禁止)。






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8月29日


早いもので,1つ目の学会も今日が最終日。後半2日の発表は前半に比べて,参考になるもの・ことが多かった。少し驚いたのは,意外と日本で英語を教えている外国人の発表が多かったこと。先日,とある件でお世話になった先生もいらしていたので,簡単にご挨拶なども(かわいい息子さんとご一緒でした)。やっぱり大きい学会に来ると,どこかで見た(話した)ことがある人がいっぱいいる。




ここのところ,毎日5時に起きて,移動して,学会に参加しているので,普段よりも健康的な生活が送れている(ような気がする)。加えて,食べ物が予想以上に美味しくてびっくり(このあと,イギリスに移動したら,逆びっくりするんでしょうね…)。




CALL系の学会にはそれほど多く参加しているわけではありませんが,今回の学会で一番印象に残っているのは,次のことば。


"The pedagogy will create disruption, not the technology."


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8月27日


昨日からはイタリアのパトヴァでEUROCALL 2015に参加中。




よい発表もあるのだけど,全体として実験・調査のデザインが大雑把だったり,研究の目的があいまいなものが目立つ印象。どちらかと言えば,大味な発表が多いのかな。


イタリアと言えば,水の都・ベネチア。ほんと,水の上に浮いてます(笑)。カラフルな家も多いし。




日中は30度ぐらいあるようですが,夕方は少しだけ涼しい感じ。ワインもいいけど,個人的にはやっぱりモレッティが好き。




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8月25日


ということで,今日からしばらくは海外出張。まずはドイツ・フランクフルトにやってきました。この前,ドイツに来たのは2008年,AILAの国際大会があったときかな。あの時はエッセンだったけど,聞こえてくる言語の割合がかなり違う印象を受ける。


それはさておき,こちらの気温は20度ぐらい(朝晩はもう寒いぐらい)。外を歩いた感じは北海道に似てる。久しぶりに息をするのが楽。


ドイツということで,早速,ビールとソーセージもいただきました。行こうと思っていたお店の場所を聞いたら,こっちの店の方がおいしいと,ホテルの人が教えてくれた(実際,かなり美味しかった)。さすが,インターコンチのお父ちゃんは何でも知ってる。


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8月23日


週末は熊本の学会に行きたかったのだけど,職場の仕事があったので断念して出勤。まあ,お給料を貰うということはそういうことなのだろうから,仕方ない。


仕事の合間に(週明けからの出張に備えて)机周りの書類を整理してたら,教育実習の指導報告書が出てきた。まずい,まだ出してなかった…(汗)。そういえば,今日は東京都の教員採用試験の2次試験でしたね。みんな,頑張れ。


少し前にこちらの本の書評を書くようにお願いされたので拝読しましたが,とても分かりやすい文章で書かれており,(専門書にもかかわらず)気持ちよく読了することができました。その本の著者が今月の『英語教育』に原稿を寄稿されていましたが,こちらもまた面白い。しかも,平田オリザを引用してるあたり,村野井先生が林竹二を引用してた時を思い起こさせます。いずれにしても,文章がお上手な方は,何を書いてもお上手なんですね。


ふと自分のことを振り返ると,小中高大とずっと作文が苦手だったように思います(いまもそうです)が,いつも間にか文章を書くことが仕事の一部である職に就いてしまいました。なんともまあ困ったものです。


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8月21日


昨日は大阪で,元同僚の先生方と打ち合わせ。新しいキャンパスには初めてお邪魔しましたが,ゆったりとしたスペースの中に近代的な建物がいっぱいあって羨ましい限りでした。




お仕事のあとは,いつもの感じ。朝5時過ぎに起きて,移動して,打ち合わせしてだったので,最後の方は記憶があまりない。記憶がない方がよいお願いをされたような気もするけど,(忘れた方がよさそうなので)覚えていない(笑)。




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8月19日


今日は職場でオープンキャンパス。私は先日出番だったので,今日は免除していただいた模様。なので少しは時間があるはずだったのだけど,結局は一日,バタバタと。仕事の内容が多様化しているのに加えて,輻輳化しているような気がする。


そんな合間を縫って,週末に面接を控えてる学生さんにアドバイスしたり(昼飯,一緒に食ったり),オープンキャンパスのお手伝いに来てた学生さんの話を聞いたり。他には,4年生からまた1つ,いいニュースが届いてた。「こんにちは,先生生きてますか?」とか,メールの出だしとしてはどうかと思うけど(笑)。


訳あって,指紋認証のUSBメモリにデータを保存しようとするのだけど,どういうわけか指紋を認証してくれない。私の指紋,変わっちゃったの?


同じく,困ったことに,来週から始まるとある国際学会の参加登録をオンラインでしようとするものの,いまだに「Online registrations will open soon.」となってる。もう1週間前だけど大丈夫なのかしら。あるいは,登録できないのは私だけ?


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8月18日


審査報告書(3つ目)も終わって,推薦書も終わって,あとは査読がもうちょっと。コメントを1000 wordsぐらい書いたけど,よく書けた論文だと思うので,基本的には「未来志向」のフィードバック。


人様の論文にコメントしてたら,今日は自分が書いた(海外のジャーナルに出してた)論文にコメントが戻ってきた。1人は良いと言ってるけど(コメントは1500 words),もう1人は良くないと言ってる(コメントは2600 words)。編集者としては「Accepted with major revision」にするので,修正した上でもう1度出してほしいとのこと。こういうの,大学院生の頃だったら頑張れたんだけどなあ。A4で10枚のコメントとか,正直,読むだけで疲れる。


論文関係でもう1つ。見ず知らずの先生からメールをいただいたと思いきや,10年以上前に書いた論文を送ってくださいとのこと。大学院生のときに書いた論文だけど,大学の授業で使っていただいて大丈夫かな。それはさておき,先述の論文は「学習者論」の授業で使いたいと仰ってました。そういう授業もだんだん増えてきてるということでしょうか(私自身も似たような授業を担当してますし)。


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8月16日


今日は大学が終日停電ということで研究室を使えないので,自宅周辺の喫茶店をいくつかハシゴ。日曜のせいか,平日よりはお客さんが多い。


日祝と言えば,来年からまた祝日が1日増えるけど,たしか先進国の中で比べると,日本の祝日数というのはずば抜けて「多い」はず。なぜ,そんなに祝日を多くしないといけないのでしょうね(祝日がいっぱいあることで困る企業・団体も少なくないはずだけど)。


おそらく偉い人たちは,日本人は真面目で働き過ぎ,だから祝日を増やしてもっと休みを取るべき(取れるようにすべき)とか考えてるんだと思う。でも,そういうソトからの働きかけでは結局,何も変わらないということはもっと理解されてしかるべき。ウチから変わる(変われる)ような仕組みを作らないと,結局は何も変わらない。


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8月14日


海外の国際学会での発表(院生さんとの共同発表,学会自体は11月)を申し込んでましたが,無事にacceptされたようです。ということは,9月(ポスター発表),10月(講演),11月(口頭発表)と続くということかな。


来週はポスター発表の打合せ。場所はこちらということでしたが,打合せ後はキャンパス内にあるレストランでお疲れさま会とのこと。キャンパス内にライオンがあるとか,意味が分からない(笑)。というか,東京に来てなければ,今頃,このキャンパスで教えてたんですけどね。


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8月12日


夏休みのはずだけど,忙しいのはどうしてかな。とりあえず,今週中に審査報告書1つ,推薦書1つ,論文の査読1つは(最低限)終えたいところ。


そんな中,昨日も今日も学生さんが研究室に来てました。皆さん,夏休みのはずだけど,偉いですね。いや,私の研究時間を奪うんだから,偉くないか(笑)。4年生にはこの先あと1ヵ月ぐらい,もうひと踏ん張りしてもらいたいところ。


"Poor is the pupil who does not surpass his master."とは,レオナルド・ダ・ヴィンチのことば。私なんかとっくに超えられてるような気はしますが,昨日,今日の自分もどんどん超えていってほしいものです。



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8月10日


週末は久しぶりに実家。父ちゃんも母ちゃんもすでに70を超えているので,いろいろと大変。


まあ,湿っぽい話をしても仕方ないので,北海道っぽい(?)写真を何枚か。




実家にいる間にも,ゼミの学生から電話が来たり,メールをもらったり。明日戻ると伝えてあったせいか,早速,明日のアポなども。そうだ,ICレコーダーの貸し出しを希望していた学生さん,とりあえず8台用意しときましたので,近日中に取りに来てください(←業務連絡)。そんなこんなで,皆さん,頑張ってますね。私もまた明日から頑張らねばなりません。


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8月7日


所用で週明けまで地元(北海道)に帰省中。気温が10度も違って,ビビッてます。


近い将来,高校の社会科では新しい科目ができるのでしょうかね(詳細はこちら)。相変わらずのトップダウンぶり。いろいろやりたいのは分かりますけど,もうちょっと現場の状況を把握しながら,実現したい目的とセットで具体的な方法論を考えてほしいです。


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8月5日


昨日は前半戦最後のオープンキャンパス。私は一日,個別相談でした。初々しい高校生がいっぱい訪ねてきてくれたので,彼ら,彼女らからいっぱいエネルギー,吸い取っちゃいました。ちなみに,今年も計3日間で約40,000人ほどの参加があったようです。


授業もようやく一段落したので,ちょうど先月出版されたこちらを読書中。各章内にも適宜,「まとめ」的な段落がタイミングよく設けられていて,とても読みやすい構成になっています。初学者にもわかりやすく書かれているので,学部生,院生にもお勧めです。


学部生,院生と言えば,一度もお話したことがない方を研究室に迎え入れるというのは,なかなか緊張感があるものです。学部でもそうなので,大学院となるとなおさら。例年,わざわざ学外からも大学院を受けてくれるというのは有難いのですけど,私が抱えられるのはせいぜい1,2人なので,なかなか判断は難しい。


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8月3日


8/1に出発したディズニーインターンシップの参加者46名,8/2に出発したハワイインターンシップの参加者10名が全員,無事に現地に到着したとの連絡がありました(これから各プログラムの参加者がどんどん出発していきます)。


ハワイに到着した学生からも早速,「!」いっぱいのメールが来てました(ダイヤモンドヘッドの写真つき)。いろんな経験をして,一回りも二回りも大きくなって帰ってきてほしいですね。




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8月2日


今日から駿河台キャンパスでオープンキャンパス(中野キャンパスでは8/19,8/20に開催)。毎年,この時期は暑い中,数多くの高校生,その親御さんたちが大学に訪れるので,まずは大きな事故や怪我なく無事に終わってもらうというのが一番大事。


ヤフーの社長があるインタビューで「今後の目標は何ですか」と聞かれて,面白いことを答えていた。


「真面目にきちんと仕事をやっている人が,相応の生活ができるような会社や世の中にしていきたいと思っています。最近は「グローバル競争を勝ち残れ」という声をよく耳にしますが,100人のうち数人はできるかもしれませんが,大半の人は無理なような気がします。もし英語やプログラミングができなくても,真面目にチームのためにコツコツと献身的にやる人,物事を素直に吸収して仕事をしていく人が,きちんと食べられる。そんな会社や社会にしていきたいと思っています。」


そんなことを考えているとは,意外だった。


2015年7月

7月31日


今日も朝から頑張りました。一日,何事もなく,無事に終えられたというのが一番の収穫。次の大一番(?)は,日曜からのオープンキャンパス。


去年,授業を取ってた学生さんが研究室にやってきたと思ったら,動画を取らせてほしいと。どうやら留学に出かけるクラスの仲間たちにメッセージビデオを作るとのこと。あなたたち,去年の半期30回の授業もものすごくいい雰囲気だったけど,今でもいい仲間なのね。そういう学生たちって好きだな。


気がつけば,ひと月のユニークユーザー数が1000を超えてました。ごめんなさいね,大した情報もなくて(鬱...)。




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7月29日


今日でテストの採点,成績評価はおしまい。


テストの採点をしている時に研究室に来た学生が「えっ,先生,自分で採点してるんですか?」と言ってた(当たり前だろ!)。たしかにA3で両面びっしり,論述問題もいっぱいあるテストを200枚以上も見るというのは気が遠くなるけど,テストは自分で採点しないとダメなんですよ。理由はテストは学生の出来だけではなくて,指導の成果を確認するものでもあるから。出来の悪いところは次の指導に活かさないといけないのだけど,自分で採点してないとそれが分からない。


成績評価も一段落したので,卒業生と職場近くでビールを飲んでたら,また講演の依頼メールが飛んできてました(なかなか休ませてくれないですね)。ただ,ここのところ日程が合わなくて,2,3回続けて勘弁してもらってたのと,今回は恩義のある先生からのお願いということもあるので,どうにか日程の都合をつけたいところ。


講演といえば,ゼミの学生さんが「この前,母親が先生の講演を聞いてきたと言ってました」と。ははは,こわいこわい。


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7月28日


今日は気温が少しだけ低めだったので油断してたら,湿度がものすごく高めだった。結果,いつもより体力が奪われた一日。


そんな中,午前中は少し平穏だったものの,午後からは学生さんが入れ代わり立ち代わり。研究の相談に来た学生さん,授業が終わって寂しくしてる学生さん,来週辺りから留学に出かける学生さん,などなど。最後はアイルランド,フロリダ,アラバマなどいましたが,皆さん,元気に行ってらっしゃい。


こんな記事が出てましたけど,12時間云々って,普段,私が職場にいる時間ですわ。これが平均というのは,やっぱり中間管理職は大変(私がやってる仕事も,まさにそうか)。


そんなことを思いながら,帰宅。やっぱり,この組み合わせ,これです。




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7月27日


今日の午前中は病院(なのに,診察券を忘れて行った)。午後からはパスポートの更新(なのに,いま持ってるパスポートを忘れて行った)。夏バテのせい,だと思いたい…。


こんなトピックについて研究しようと思う方もいらっしゃるんですね。やっぱり世の中,いろんな人がいる。


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7月26日


先週末にようやく4年生の中間発表が終わったと思ったら,今日はすぐに3年生からゼミ合宿でのプレゼンに向けて質問が来てた。良いことですね(教員は大変だけど)。


個人的には,「Talker」ではなくて,「Doer」が好き。「Talk」も「Do」もないというのは,問題外だけど。


少し前にAsia Insightでやってた「Learning English in the Philippines! (邦題: フィリピンで英語を学ぶアジアの若者たち)」はなかなか面白かった。ゼミの学生さん,院生さんの貸し出し用DVDを作ったので,観てない人は是非どうぞ(って,ここに書いてもダメか)。


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7月25日


今週で授業もおしまい。あとはテストの採点と成績評価。その後もいろいろ続くけど,今から考えても仕方ないので,とりあえずは1つずつ。


4年ゼミの中間発表も無事に終了。今年もバラエティー豊かなテーマが揃ってました。立派な発表がいくつもありましたが,一番聴衆のリアクションが良かったのはわざわざ留学先から動画で特別参加した学生さんかな(そんなことを言っては,他の14人の発表者に叱られますが)。しかも,「No Seminar No Life」とか,なんかのパクリだし(笑)。


中間発表後は,前期終了のお疲れさま会。4月にゼミ新歓で使ったところにまたお邪魔してきました。4年生は相変わらずのまとまり感,3年生は前回はかなり緊張していたような学生さんもいましたが,今回は皆さんリラックスしていたような雰囲気でした。


最近は,あちらこちらから頂き物。今年はゼリーが流行っているのでしょうか。今日で3つ目ですが,暑い時期にはよく合います。


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7月22日


今日もいっぱい働いたな。同僚の先生からのメールは,"part-time teachers"ではなく,"party-time teachers"になってた。みんな,疲れてるな(笑)。


とある授業はポスター発表の日。なかなかユニークな提案をしていたグループも数多く見られました。授業の最後は恒例(?)の受講者全体での集合写真。皆さん,お疲れさまでした(こう見ると,200人もいるように見えないな)。




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7月21日


今日は久しぶりにアメリカ留学中の学生からお便り。写真を見る限り,現地の人より現地人っぽい(元気そうで何よりです)。オーストラリア留学中の学生からはしばらく音沙汰がないけど,ゼミ長とちょくちょくやり取りしているようですから,おそらく大丈夫でしょう。夏休みからはハワイに留学する学生がいたり,アメリカとオーストリアから留学生が加わったり。ゼミは風通しが良い方がいい。


CNNのインタビューで,Googleの人事担当者が面白いことを言ってた。採用時に成績は重視するかといった質問に対して,就職して最初の2年ぐらいのパフォーマンスは学業成績からある程度予測できるので,目安としては役に立つ。ただし,その後のパフォーマンス,つまり長期的にその人がどんな成果を上げるかは成績とはほとんど関係が見られない。担当者はあくまでGoogleに限った話ですけどね,と言ってたけど。


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7月19日


梅雨が明けたらしい。これからはどんどん暑くなるな。


授業は今週でおしまい。今日はこんな(↓)ものも作りながら,最終週の準備。表彰式の音楽の準備もできた(笑)。




基本的に,この授業は私自身が「学部の時にこんな授業があったら良かったな」と思いながら作っているもの。ゼミもそうかな。私が学生だったら入りたいと思うようなゼミがいい。


今週末は奥さんのお父ちゃん,お母ちゃんが遊びに来てくれているので,今日の夜はこれから一緒にご飯の予定。三井アウトレットパークとか聞いたけど,ちょうど昨日,こちらで木更津の特集をしてたから,連休中は混んでるんじゃないかな。


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7月17日


今日の午前は免許試験場。雨でじめじめしてるし,そもそもそんな時間はないのだけど,免許の期限が7/21までなのでいい加減,行っておかないとまずい。ちなみに,以前は免許を更新するのを忘れていて,失効させてしまった…。自動車学校に2回行って,30万円を2回払うというのはもうこりごりだ。今回は無事にゴールド免許(という名のペーパードライバーだけど)を取得できたので,次は5年後。


午後からは会議いっぱい。最後のが終わったのは19:00過ぎ。とあるグループの先生方は,これからもういっちょ(長い)会議があると言ってたな。


芥川賞は又吉さんが取られたようですけど,同時に受賞された羽田さん,どこかで名前を聞いたことがあるなあと思っていたら,うちの卒業生でした。明大付属明高時代から文藝賞をもらっていて,芥川賞も今回が4回目のノミネート。4回も候補になるだけでもすごいですけど,やっと受賞できて良かったですね。


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7月16日


今日,学生のプレゼンを聞いていて,おっと思うことがあった(聞いていた学生は,"TED at Meiji"と言ってた)。自分の弱さを見せたり,周りに頼れるというのは強さの証拠だろうし,他人の弱さを受け入れたり,周りを助けられるというのは集団の成熟度なんでしょう。その場をただうまく乗り切ろうとするだけでは,チームや集団としての成熟度は高まっていかない。


シカゴ・ブルズのマスコットキャラ,「ベニー・ザ・ブル」がすごいと特集されていた。3月にも生で見たばかりけど,たしかにパフォーマンスのレベルが高すぎる。




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7月15日


昨日の夜は事務の方と「夜会」。こちらに来て,こういう機会はかなり減ったかな。ちょうど先日も,前の職場の事務方(教員ではない)が出張でこちらに来られるということでお誘いいただいたのだけど,以前は教員だけではなくて,事務の方とも月一ぐらいでこういった場があったような。


気がつけば,新しい冷蔵庫が我が家にやってきてた。「炭酸ガスの効果で野菜を眠らせて栄養素の消費を抑える」とか,(私にとってはどうでもよいようなことだけど)奥さんにとっては大事なようです。


有名な心理学研究のうち,「再現性がある」ものはわずか39%だったという研究(詳細はこちら)。英語教育に関する研究を対象にすると,この割合はどうなるでしょうね。


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7月13日


今日は一日,会議の日。会議が終わったらすぐに,次の会議(2回分)のお弁当を注文。"Honcho"さん("Hancho"ではない)なので,やることいっぱい。しかも,今年は例年に比べて仕事量が2倍なので,当たり年。


先日届いた『英語教育』(大修館書店)の最新号を見ると,「現場でシェアしたい教育書」ということで,『教育データ分析』もご紹介いただいているようでした。前田さん,良かったですね。




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7月12日


昨日(土曜)は久しぶりに新宿でお買い物。やっぱり人が多いですね,都会は。帰り際,ちょこちょこ行くお店でビールを飲んでたら,W大の知り合いの先生が来られた。そうか,ここは高田馬場でした。


今日(日曜)はJACET関東支部大会にお邪魔してきました。久しぶりにアカデミックな刺激が得られた一日。映画の字幕翻訳に長年携わってらっしゃる戸田奈津子さんの講演もとても良かったです。アメリカとイギリスの俳優さんを比べた時,イギリスの俳優さんの方がずっと演技がうまいという話はなるほどなと思いました。


最近の(結構深刻な)悩み。高田馬場に普段使いできる喫茶店がないこと。適度な照明があって,座りやすい椅子があって,コーヒーがそこそこ上手ければ,もう言うことないのですけど。どなたか,良いところを知ってる方,いないですかね。どなたかと言えば,(今日,学会で)非常勤を探してる先生がいらっしゃいました。どなたか良い方,いたかな。


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7月10日


今週は梅雨満開の1週間。日照時間が30分にも満たない日が1週間以上続くと,さすがに気持ちが萎えそうになる。そんなことを思っていたところ,今日は久しぶりの太陽。思わず,外で1時間ほど読書。


以下,学生さんが送ってくれました。肉文字の次は,人文字のようで(笑)。




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7月8日


今日も2年生,3年生,4年生,院生が研究室に来て,いろいろと。いろんな学生がいるものですね。


こんな話もあるようですが,まあ,どうなんでしょうね。


ふとログを見ると,昨日一日で,研究室のサイトにイギリス,ポーランド,アメリカ,中国,サウジアラビア,オーストラリア,ギリシア,からアクセスがあった模様。世の中,どんどん狭くなっているということなんでしょうかね。こちらのサイトもpublicationを含め,少なくとも2~3頁ぐらいは英語版も作ろうかと思ってはいるものの,単純になかなか時間が取れないことと,また余計な仕事(査読の依頼とか)も増えるだろうなという邪念が働いて,なかなか手が回らない。


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7月7日


アメリカのAmazonから「Amazon/Audible ESL Project in Japan」といった件名で以下のようなメール(一部)が来た。


「We’ve heard about your extensive work in English linguistics, and would like to petition your expertise in refining our product’s features in upholding the extensive reading/listening pedagogies.」とか書いてあったけど,私,多読の専門家でも多聴の専門家でもない。


何だかなあと思うことがいくつかあったけど,学部の授業も大学院の授業も良かったので満足。基本,授業がうまく行けば機嫌が良くて,授業がうまく行かないと機嫌が悪い。あまりに単純なので,自分でも嫌になる。


学部の方の話。広島出身の2年生が徹夜明けで授業にやってきた。おまけに,真っ赤なTシャツ着てるので何かと思えば,広島カープ(笑)。バイト先での経験が活きてるせいか,発表内容に笑いもあって,目に力があって良かった。先日の4年生もそうだったけど,みんな前期最後のプレゼンのせいか,よく頑張ってる。私もあと少し頑張らないと。


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7月6日


何だか梅雨真っ盛り。女子サッカーも負けちゃったし,イマイチな感じの一日。明日は七夕だから,きっと良いことあるでしょう。


良いことといえば,実家から送ってもらったクラシックと絵葉書(写真は自宅からすぐそばにある丸加高原。はがきの手書き部分は削除してます)。この季節,北海道の涼しさは羨ましい。




卒論で苦しんでる学生,いろいろと思うところもあるのだけど,送ってきたメールの文末に「先生とゼミが大好きな〇〇より」と書かれると,困ったものだなあと。


奥さん曰く,これからは学校でも会社でも「人を育てる」ということがより大切になってくる,とのこと。ふと周りを見渡しても,そういうことにはあまり関心がなかったり,どちらかといえば嫌がる(避ける)人の方が多いような気もする。人は自分が思ったようには育たないし(子育てはその典型),自分のことだけで精一杯の人も多い(私もそのうちの1人)ので,そういう気持ちは分からなくもない。ただ,でもねぇ,…,と思わなくもない。


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7月5日


前期もまだ1ヵ月近く残っている中,先日は事務方と来年度授業の打合せ。前期250コマ,後期250コマ,計500コマの英語授業があるので,考えなきゃいけないことは山ほどある。


そういえば,ここ数年の動きを見ると,うちの学部はそこそこ頑張っているようで,先日,河○塾の方が来た時にしていたお話によると,昨年度の偏差値は62.5,明治の中でも文学部を抜いて一番(とか言ってたそうだけど,ホントかな)。ただ,先のことを考えると,なかなかいい材料は思い浮かばないのだけど。


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7月3日


「パワポ,できました」とプレゼンの前日,22時過ぎにメールをよこす学生。

「パワポ,拝見しました。30点。」と返事をする私(もちろん内容へのフィードバックあり)。

「お返事ありがとうございました,…作り直します!」と学生。


漫才じゃないんだから(笑)。


昨日はゼミの後,今期初のビアガーデン。だんだんこういう季節が近づいてきました。


そんな中,ここ数日は疲れてるなあと実感する失敗を連発。16,330円振り込むところを16,300円振り込んでみたり,MiranoとMilanoを間違えてみたり(これはただ単にRとLの区別が苦手なだけか…)。おまけに,去年買ったばかりのヘッドフォンが壊れた。というか,割れた。17,800円もしたのに。




明日も一日,朝から夕方まで仕事だけど,頑張ろう。


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7月1日


毎週のことだけど,受講者が200人以上いる授業というのは,プリントを印刷するだけでも一苦労。ハンドアウトを2種類用意しようものなら,予備を含めて印刷すると,あっという間に1束(500枚)のコピー用紙がなくなってしまう。ウェブに資料関係はすべてアップロードしてあるけど,講義中に一生懸命メモを取ってくれている学生さんの姿を見ると,やっぱり手元に紙媒体があった方が良いような気がする。授業にはTAの院生が1人ついてくれているけど,あくまでも授業内で完結することしかお願いできない。もちろん,いないよりは全然助かっているけど。結局,まあ仕方がないということか。


今日も授業の合間に卒論指導して,報告書(原稿用紙10枚分)書いて,推薦書(10通)書いて,面接やって。いろいろ働いたな。


2015年6月

6月30日


何となくいつも観察していると,人の話を聞かない人にはどこか似た雰囲気があるように感じる。


ほとんどの人は,平均的な人が話す速度の少なくとも2倍の速度で考えることができる(だから,相手が言っていることに集中しないで,思考が横道に逸れてしまうことはごく普通)という。「思考が横道」というのは関係のないことを考えるというだけではなくて,話の先をどんどん読んでしまえることも含まれる(後者は,いわゆる“賢い”人の中に多い)。なので,人の話を聞くには,かなり意識的な努力が必要。「相手に関心を持つ」ということをもっと意識的にやった方がいい。


大学院のオムニバス講義で,さまざまな領域に属する院生のレポートを添削していたのですけど,皆さん個性的で面白い。思わず,引き込まれて笑ってしまうものもちらほら。意外(?)と一生懸命,授業を聞いていてくれたことがよく分かります。それにしても,やっぱりレポートは「わたし」が見えると,面白さが全然違う。とあるレポートを読んでいて,1回しか(その授業でしか)見たことがない彼の顔を思い出すこともできた(名前はわからなかったけど,授業時の「つぶやき」から彼だと推測できる)。名前がわからなくても顔をはっきり思い出すことができるというのは,文章に力がある証拠なんでしょう。


大学院の演習の方は,もう少し面白くなると思うのですけどね。


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6月29日


昨日は朝起きたら,まだ女子サッカーをやっていたので,寝起きながら応援。なでしこ,頑張ってますね。次は木曜の朝に準決勝とのこと。


木曜の朝といえば,先週の木曜2限の授業で,とある男子学生が徹夜明けで授業に来てた。若いなあ…(遠い目…)。私なら,休んでそうだけど。そういえば,彼,これまでの(週2回ある)授業,皆勤だな。


今日は学生の卒論指導,院生の修論指導,他大学(慶0)で研究員をされてる先生の研究室訪問の対応など。最後は博士進学の件でしたが,このご時世,いろいろ考えるといろいろ難しいですよね,というお話など。途中にされていた「すずめの学校」と「めだかの学校」の話はなるほどなと思った。


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6月27日


今日も朝から仕事。第2校の修正は7割ぐらい終わったかな。その他,引き続き,「同時多発テロ」みたいのがいっぱいあった。


久しぶりに実家に電話など。父ちゃんも母ちゃんも元気そうだった。ビールやら,メロンやらを送ってくれたらしいので,届くのが楽しみ。


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6月26日


結構,酔ってます。まあ,酔わないとやってられないこともあるのが人生,なんでしょうよ。


正直,しんどいけど,大人が下を向いていては子供たちに「上を向け」とは言えないので,(後ろからひもで引っ張り上げているようなつもりで)顔を上げる。


CiNiiのこちらのページで日本の博士論文を一元的・網羅的に検索でき,本文も参照できる無料サービス「CiNii Dissertations」が始まりました。世の中,どんどん便利になります。もちろん,便利になること=良いこと,とは思いませんけど。


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6月24日


最近はなぜかしら,授業に行く時,頭の中で「鉄腕アトム」が流れてる。「十万馬力」も「七つの威力」もない。けど,「やる気」はある(笑)。


授業を準備したり,論文を書いたりするときに気を付けていることは,「むずかしいことをやさしく,やさしいことをふかく」(井上ひさし)。学生さんが発表を準備する時にも気に留めてほしいこと。


卒業生から(あまりの衝撃のせいか)メールが来た。来週からお隣の県に「2ヶ月限定」で転勤とのこと。もう,「辞令は突然に…」の世界ですね(笑)。でも,ホタルイカの沖漬けが美味しいから大丈夫(のはず)。


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6月22日


今日は頭を使う仕事がまったくダメな一日。朝から教職員証を忘れて出勤する(年に1度ぐらいしかない)わけですから,よっぽどぼ~としてたんでしょうね。


研究室にあるプロジェクターのランプがそろそろ寿命なので交換しようと思ったら,プロジェクターが10万円だったのに対して,(交換用の)ランプが5万円もする。何だか新しいプロジェクターを買った方が得のような気もする。


ゼミ生が以下の写真を送ってくれてました。私,頭が傾きすぎでしょうに。




学生さんといえば,うちのゼミ,今年は明大祭も出ることになったようです(模擬店の抽選結果,無事に当選したとのことでした)。結構な倍率ですから,ラッキーですね。何はともあれ,これで今年度,ゼミ関連の行事にはフル参戦することになるのかな。


どうせ3年,4年の2年間しかないんだから,みんなで仲良く協力して,どんどんいろんなことをやったらいい。うちのゼミは「WORK HARD, PLAY HARD」,「ゼミは部活」がモットーなんだから。私の仕事は,「自分も少しだけ頑張って,このゼミの役に立ちたいな(貢献したいな)」「頑張ること,一生懸命やることは全然カッコ悪いことじゃなくて,カッコいいことなんだ」と思ってもらえるような雰囲気を作り出すこと。


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6月21日


今日も日曜だけど,お仕事。約10年ほど前に書いた本が今度,5刷になるとのことで,校正作業など。


その後は,お寿司屋さんに連れてってもらって,お疲れさま会というか,打ち上げというか,お誕生日会をしていただいたというか。やっぱり立派な先生方というのは,良いお店をよく知ってらっしゃる。ケーキ型のお寿司,美味しかったぞ。




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6月20日


今日は大学院(M2)の中間発表。全体的に自分が指導する院生も含めて,低調な出来の発表が多かったというのが正直な感想。ただ,出来が良くても悪くても,責任の半分は私にあるので,指導が足りてないということなんでしょう。


とある海外の雑誌の投稿論文を査読していて,その査読票を見て思わず感心。


Were you to receive an issue of ○○ (ジャーナル名) in your mail, how likely would you be to read this article were you not a reviewer on it?

N/A 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10


How likely are you to recommend this article to someone else in your field?

N/A 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10


How likely are you to recommend this article to someone else outside your field?

N/A 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10


こういう観点も大切ですよね。


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6月18日


NBAファイナルもついに決着。ウォリアーズが40年ぶりの優勝。イグダーラがファイナルMVPというのも嬉しい。やっぱり,みんながチームのために少しずつでも犠牲を払えるチームというのは強い。自分のために頑張っても,結局,自分1人のためにしかならない。みんなが少しだけ周りのために頑張れると,結局,みんなのためになる(=みんながハッピーになれる)。


40年ぶりといえば,昨日,今日と学生さんらが計3回ほど40歳の誕生日をお祝いしてくれました。みんな,ただでさえ忙しいのにね。有難い限りです。


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6月17日


今年の夏も2週間ほど海外ロードに出かける予定ですが,飛行機の手配はようやく完了。あとは宿。昨日予約を済ませたホテルは以前にも利用したところですが,早々にホテルから直接以下のようなメールが来た。


Dear Mr Hiromori,

It’s great to hear that we will be welcoming you to 〇〇(ホテル名) in (場所). It is our job to make your stay as comfortable and pleasant as possible, in order for us to achieve this, we have a preference form which we would appreciate it if you could complete and return to us prior to your arrival.(後略)


良かったからまた利用しているわけですが,さすがです。


卒論に苦戦している学生が入れ代わり立ち代わり研究室にやって来る。研究課題を絞り込んでいくという作業は大変。私がやった方が早いと思うことも多いけど,ここを自力で乗り越えないと,あとあと論文に「わたし」を登場させることが難しくなる。


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6月16日


学生がいきなり大声を上げたと思ったら,TOEICで200点上がったとのこと(そんなに一挙に上がるんだ…笑)。昨日も900点超えましたという学生がいましたけど,皆さん頑張ってますね。TOEICができるからって英語ができるわけではないけど,英語ができなければTOEICもできない。英語で人間の価値が決まるとは思ってないけど,できるに越したことはない。


ゼミ生には3年の時点で,「英語が苦手な学生」は最低800点,「そうでない学生」は最低900点取りなさいと指導しています。昨年は3年前期の終了時点でゼミ平均が800点を超えてましたけど,今年はどうかな。


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6月15日


今日はしんどい会議の日。働くって,大変なのよね。


働くと言えば,とある企業の知り合いの方と同じセクションに,うちの卒業生が配属されていると伺いました。彼みたいな立派な学生を採るわけですから,やっぱり見る目がありますね。


昨日はゼミのスポーツ大会でした。ドッチボール,バレーとも残念ながら入賞はなりませんでしたが,「Strength In Numbers」が際立っていた一日だったように思います。


写真は敗戦後に土下座してるものばかり(笑)だったので,こんな感じで遊んでみました。左上が3年生,右上が4年生。3年で頭の上側しか映ってないのは…(ごめんなさい)。






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6月13日


学生さん,研究室に(みんな分の)Tシャツを置いて行ったということは,私も明日は朝一で出陣しないとダメということか。


昨日は午前中から教育実習に行っている学生さんの授業参観。参観といっても,学生さんは立派に先生をやってくれているので,私の仕事といえば,お世話になっている先生方にお礼を言って頭を下げて回ることぐらい。




以下,とある本を読んでいて印象的だった一節。


「秩序正しい状態にあるものは時間の経過とともに無秩序な状態になるのが自然な傾向であり,対照的に,乱雑な状態にあるものは何の助けも借りずにひとりでに秩序ある状態にはまずなりえない。」


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6月11日


今週もバタバタと慌ただしいままに,はや木曜日。昨日など,奥さんに「なんでそんな顔色が悪くなるまで働いてるの!」と叱られたけど,そんなひどい顔をしてたのだろうか。


講演の依頼をいただいたのですけど,ちょうど校務と重なっている週末。校務をお休みして,ソトでお話してくるとか言うと,研究科長に叱られるだろうな。師匠からのお願いだし,ここのところ続けて講演を断っているから今回はとも思わなくもないけど,仕方がないでしょうね。


今日の授業も,あっちでもこっちでも,学生さんが頑張って発表してました。やっぱり「動機づけは伝染する」。今の時点でも,みんな,十分すごいけど,まだ6月。もっともっとすごくなるはず。


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6月8日


我が家にエアウィーヴのマットとピローがやってきた。職業病のせいか,どうも慢性的に腰が痛いのだけど,これで少しは緩和されると良いのだけど。


とある論文からの引用。


「査読(peer review)とは元来,専門を同じくする研究仲間同士の審査のはずであるが,査読付きの日本の社会学雑誌では,一方的に審査する安定した身分の人々と,一方的に審査される不安定な身分の人々に階層が分化しており,ピア・レビューという言葉の元来の意味からは遠く離れた状況になっているのである。」


個人的に,4~5年も査読付きの論文を投稿・掲載していない教員が学会誌の査読をするというのは,とても違和感を感じる。そういえば,北大の大学院の時,周りの院生4~5名で(自分たちで)研究論集(同人誌?)を作ってたな。私はその意味・意義がわからなかったので,ほとんど関わらなかったですけど。


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6月7日


昨日はCEFR-Jに関する講演を聞いてきました。基本的には先日,関西でお話された内容の焼回しだと思いますが,私にとっては初めてだったので勉強になりました。CEFR(-J)とかCAN-DOとかの話を聞いていつも思うのは,実際にそれを使って実践(指導)されている大学の先生というのはどのくらいいるのかなということ。


今日は奥さんの姪っ子とその同級生が都内の大学を見学に来られたので,そのお付き合いなど。高校2年生ということで,もうそろそろ大学受験のことを考えなきゃいけない時期なんですね。というか,私が高校生の時とか,東京にある大学に進学しようなど,夢にも思いませんでした。時代はどんどん変わっていきますね。


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6月5日


今日からNBAのファイナル。どっちが勝ってもどうでもいいけど,キャブズが優勝するようなことがあるとすれば,何だか10年ぐらい前の面白くないNBAに逆戻りしたような感じがするな。


高校の時のとある同級生,よくうちに泊まりに来て遊んでた。そんな彼,いま埼玉で個人塾(現在の生徒数は約240人で,入塾希望のキャンセル待ちもいっぱいいるそう)を経営してるけど,とある学生が「カリスマ塾長」と言ってました。えっ,あのヨコチンが(笑)。


彼が2000年に塾を立ち上げた時,そういえば一緒にやらないかと誘われた。あの時,一緒にやってたら,まったく別の人生を歩んでいたでしょうね。以下,彼のブログからの抜粋。いいこと書いてる。


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(前略)

一人残らずみんなが真剣に授業を聞いて、しっかり自主学習をしている。

一人残らずってのがいいですね。

成長は努力に比例することは言うまでもありません。

その努力の量は、連帯感の強さに比例します。

みんながやっている。

その当たり前感が、努力を努力と思わせなくするからですね。

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何だか,私が授業やゼミで大事にしていることと似てる。そうか,だから気が合ったのか。


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6月4日


我が家に流しそうめん機がやってきた。どうしてあんなシュールな写真にしたんだろう(笑)。そうめんと言えば,昔,偉い先生方と一緒に温泉に行った時のこと。寝てると,どうもズルズルと変な音がするなと思ったら,とある先生が耳元でそうめんをすすってた。何をしてるんだ,あの偉い先生は。




実際に流しそうめん機を使ってみての感想。あれは酔っぱらう。そうか,流しそうめんは直線的にそうめんが流れてるだけだけど,こちらはそうめんがぐるぐる回ってるんだものな。


しばらく校正で忙しくなるなと思っていた矢先,また海外から論文の査読依頼が来た。こんな有名なところから,なんで私みたいなところにお願いしてくるんでしょうね。しかも,アブストラクトをさらっと見ると,"German"とか"PISA"とかあるし。私,全然関係ないでしょうに。


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6月3日


昨日は20時過ぎから,とある単行本の編者の先生と打ち合わせ。約10年前に共著で出版させていただいた本が,今度,5刷になるようです。長く,多くの方に読んでいただいているというのは有難いことです。


同じく,今日はとある出版社の編集者の方と別の単行本の件で打ち合わせ。自分とは異なった視点から読んでいただき,鋭いコメントをいただけるというのも,これまた有難いことです。


ゼミ生の中に卒論でグループワークのことをやりたがっている学生がいるので,私自身もそのあたりのことをごそごそと勉強。うまく機能するためのポイントはいくつかあるのでしょうけど,繰り返し出てくるのは「positive interdependence」と「individual accountability」。要はバスケと同じということ。


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6月1日


毎年,この時期になると他大学の学部生,院生さんからも卒論,修論関係の質問をいろいろいただくわけですが,それらを見ているとどうやら3つぐらいのパターンに分類できそうな気がします。


1)問い合わせ→回答

質問があって,こちらがそれに答えて終わりのパターン。強いて言えば「聞き逃げ」(?)みたいな感じ。まあ,こういうのもたまにあります(割合で言うと,5%ぐらいかな)。


2)問い合わせ→回答→お礼

こちらがもっとも一般的なパターン(全体の80%ぐらい)。問い合わせの内容,丁寧度によって,こちらの対応も変わっているような気もします。いずれにしても,問い合わせがあった時,まず頭に思い描くのはその学生・院生さんを指導している(であろう)指導教員。


3)問い合わせ→回答→お礼(+指導教員からのお礼)

基本的には上記と同じパターンですが,学生・院生さんと一通りのやり取りを終えた後に,指導教員からあらためてお礼のメール等をいただくパターン。先日もこのパターンでしたが,ここに当てはまるケースというのは,コンタクトを取ってくる学生・院生さんがとてもしっかりしているケースが多いように思います。日頃からちゃんと指導されているのでしょうね。


私自身も手に入りにくい論文などがある場合は,直接,海外の研究者にまで問い合わせて論文を送ってもらうようお願いするように学生・院生さんには指導していますが(実際,昨年もそういうケースがありました),なかなかすべてのケースに対して上記のような対応ができているわけではありません。見習わなければと思います。


2015年5月

5月31日


週末はこの時期恒例のゼミBBQ。今年も去年と同じ場所だったので,何となく懐かしい感じもしました。天気にも恵まれ,というか暑すぎるぐらいだったので,一足早く夏を先取りしたような。それにしても,参加者が30人以上いましたけど,皆さん,お腹いっぱいになったのかな。


以下,ゼミ生を飢えさせないため,必死に肉を焼く3年生(左),セレブのように寛ぐ4年生(右)。これが社会の縮図(笑)。




その他,学生さんが何かごそごそやっていると思いきや,「肉文字」を仕組んでおりました。




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5月29日


新しいパソコンを注文していたのですけど,それが今日届きました。20万以上は大学発注になるのですけど,請求書は「199,000円」。まるで計算したように刻んできますね。


こういうのがあるらしいのだけど,どんどんやったらいい。国連によると,現在,世界では約700万人の教師が足りてない。700人ではない。


「あがく」と「もがく」はどう違うんだ。知らないことが多いもんだな。


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5月28日


今日も朝から晩までよく働いた。明日も朝から晩まで会議が3つあって,その合間にホールで「舞台挨拶」したり,ジャーナルの印刷を手伝ったり。


そんな中,今日は3年のゼミでも,4年のゼミでもいいプレゼンを聞かせてもらいました。自分の考えや専門書の内容をしっかり整理して英語で伝えられるというのは,とても難しいこと。それを立派にこなす学生たちにはいつも感心させられます。


OECDが発表している各国の平均労働時間(オリジナルのデータはここから入手可)。意外だったのは,日本人の労働時間が平均以下だったこと。しかも,ここ10年ほどの推移をみると,年間で100時間ほど労働時間が減っている。調査自体がどうやって実施されているかは詳しく調べてないけど,メキシコが断トツで1位とか本当かな。


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5月26日


一昨年から教えているとある講義の授業ノートを見直してみると,一番初めのページの一番上に「何年後かに本を書くつもりで準備しよう」と書いていました。その内容に関して,今回,大修館書店の方から単行本として出版していただけることになりました。タイトルは『英語学習のメカニズム:第二言語習得研究にもとづく効果的な勉強法』(仮)ということで,こちらは原稿を読んでくださった編集部の方からいただいたものです。脱稿予定が6月末~7月上旬頃,刊行予定は11月になります。


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5月25日


今日は授業がない日だけど,サブゼミで卒論指導。ゼミだけでは足りないので+αでやるわけだけど,それでもまだまだ足りない。


ゼミといえば,後期からまた2人新たに加わりそうな。両方とも交換留学生ですが,1人はヨーロッパ(オーストリア),もう1人はアメリカ(イリノイ)からの留学生。もちろん日本語などはほとんどできないんでしょうけど,ゼミ長,副ゼミ長とも前向きでしたし,学生にとってもいい刺激になるでしょうし,留学しなくてもわざわざ向こうから来てくれるわけですから,有難いことなんでしょう。お互いにとって,実りの多い1年間になればと思います。


もう1つ,ゼミ絡み。今週,来週あたりからゼミ生の教育実習が始まります(始まっています)。今年は学部2人,大学院1人の計3人。去年も4人ということで,例年このぐらいのような気がしてましたけど,来年は7~8人の予定。7~8人ということは,実習時期にそれだけの数の学生が授業を抜けるということだから,ちょっと作戦を練らないといけなくなるかも。


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5月24日


今週の土・日はきれいに両方とも空いていたので不思議だなと思っていたら,bjのファイナルズを観に行くために空けておいたのでした。結局,京都は負けちゃったので予定キャンセル。この時期に有明に行かないというのは4年ぶりかな。


そんなファイナルズでしたが,結局,優勝したのは浜松。京都はシーズン中,浜松に対して4勝0敗。世の中,こういうことというのは往々にして起こるんですよね。


来月,6/1に大修館書店から出版予定の『英語4技能評価の理論と実践:CAN-DO・観点別評価から技能統合的活動の評価まで』を謹呈していただきました。執筆者の中に知り合いの先生が多くいるので,どなたから謹呈いただいたのか分かりませんが,いずれにしても有難うございます。サブタイトルにもあるとおり,CAN-DO,観点別評価,技能統合的活動の評価に関する多様な具体例が数多く紹介されているので,授業にもすぐに使える実践的な一冊になっていると思います。




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5月20日


昨日,今日と続けて,支給弁当。会議続きでただでさえ気持ちが萎えそうな中,追い打ちをかけるように昨日,今日と続けて同じお弁当屋さん。会議を招集しているところが違うので仕方がないと言えば仕方ないし,こちらのお弁当屋さんは美味しいのでいいのですけど,昨日は銀だら塩焼き,今日はぶり照り焼きで,そのほかはほぼ同じというのはちょっときつい(笑)。


そんな中,今日も学生さんが1人,また1人と。気が付けば,こんな感じ(↓)になってました。なぜかしら,みんな楽しそうな顔してるので,私はいい仕事をしてるということなんでしょうよ,たぶん。いや,そうに違いない。いやいや,そう思わないと,やってられない(笑)。




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5月18日


今日も職場で12時間仕事をしたのだけど,尊敬する先生は「私は6時間以上大学を離れると,罪悪感を感じるんだよ」と仰っていたので,まだまだ。


とある学生さんが「力づくで元気づけてくれる動画」を紹介してくれました。昔,「24」を観ていた時,シリーズのあまりの長さに「月・火・水・木・金・金・金」という印象を受けましたが,この方は本当にゆりかごから墓場までですね。



学生と言えば,プレゼンの相談で研究室を訪ねてきた学生さんが,「図書館とかでいろいろ探したんですけど,Long(2005)がどうしても手に入らないんですけど…」と。ははは,あなた,まだ2年生でしょうに。いまの時点で大学院のことまで考えてるぐらいですから,この先,楽しみですね。


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5月16日


NBAのカンファレンス・セミファイナル。我らがブルズは健闘しましたが,最後は力尽きて敗退。まだプレイオフ自体は続いてますが,これで私の今シーズンはおしまい。これからまたしばらく,何を楽しみに生きていけばよいのやら。




とある大学で上席研究員をされている先生から,アポイントのご相談。今月はもうすでに予定がびっしりなので,とりあえずは来月の1週目が過ぎるまでは待っていただくことに。というより,自分のところの学生,院生の面倒をみるだけでいっぱいいっぱいだけど。


明日は大阪都構想の住民投票。二重行政を解消して無駄をなくすというのは良い話だけど,本当に無駄をなくそうと思ってるんだったら議会議員の定数削減とかセットでやらないのかな。やはり,自分たちの身を切りかねない話は,無駄をなくすことにつながろうともタブーということか。


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5月15日


昨日は授業3つやって疲れたので,同じく就活で疲れた4年生を連れて「5月病を吹っ飛ばす会」。私が言えるのは,「バランス感覚」を持った大人になりなさいということだけ。ただ,普通にバランスが良いだけではダメ。"高いレベル"でバランスが取れていることが大事。これって,意外と難しい。だって,ジャンプする時だって,どちらかの軸足に重心を傾けないと,高くジャンプできない。言ってみれば,両足のバランスを取りながら,高く跳べと言っているようなもの。でも,うちの学生さんたちだったら大丈夫なはず。みんな,頑張れ!(以下,学生さんから送ってもらった写真)




就活と言えば,昨日,こんな記事が出てたな。就活後ろ倒しで結局,誰が得をしてるんでしょうね。後ろに倒すことで,大学での学びをより充実化させようという狙いが(本当に)あったんだったら,それには大賛成。でも,現状は全くそこに結びついていない。


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5月13日


今日は授業の後,避難訓練。1つの教室で200人以上もの学生さんが授業を受けているわけですから,こういうのは大事なんでしょうね。参加学生にはボルビックのお水(×2)を進呈。暑い中,お疲れさまでした。


最近,授業をしていて気が付くのは,学生さんが携帯で(プロジェクターに映す)スライドの写真を撮る姿。個人的には,撮られて困るものなどを映すことはないのでまったく構わないですし,写真を撮ろうと思うほど熱心に聞いてくれるというのは有難いことなのですが,唯一気になるのは「カシャ」というシャッター音。少しくとも消音モード(?)にしてもらえると,気にならないと思うのですけどね。


とある会議の第3弾も無事に通過したとのお知らせをいただきました。あとは「重役会議」(×3)を経て本決定ということでしたが,これだけいろいろな会議帯で審議していただけるというのは,ある意味では有難いことです。ますます気合を入れて,取り組まねばなりません。


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5月11日


今日も月曜から働き過ぎたような疲労感。でも,普段はあまり褒めるようなことはされない先生が褒めてくれたので,頑張ったということなんでしょう(たぶん)。もうあと3%ぐらい無理してたら,回復するまで3日ぐらいかかってたような。


明日,プレゼンする予定の学生さんから,「明日のプレゼンは、完璧です!心配いりません!安心して寝てください!」とかメールが来てたけど,そんなメールをもらう方が逆に心配になる(笑)。彼女はゼミの入室試験で落としちゃったけど,それでも私の(選択)授業を取ってくるというのはなかなか根性がある学生。妙に気が合うのか,ちょくちょく研究室に遊びに来る。


先のゲームではブザービーターで劇的勝利と思いきや,今度はブザービーターで劇的敗戦(詳細はこちら)。このシリーズ,最後までもつれるのかな。


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5月10日


週末は仕事の合間に「バスケ祭」。土日で計4試合,観てしまいました。


ブルズの方は,ローズのブザービーターで劇的勝利(詳細はこちら)。まさに「Rose is back!」。


一方,カンファレンス・セミファイナルの京都の方は,(いいところまで行きましたが)負けちゃいました。滋賀は京都だけには負けたくなかったでしょうし,京都の対策をかなり練ってきているのがよく伝わるゲームでした。ただ,それにも増して,京都は最後の最後で,外国人選手に頼っちゃった。日本人選手の「気持ち」の部分は,滋賀の方が上回っていたような気がします。決して弱かったわけではないけど,足りなかったな。


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5月9日


学生さんの指導をしていてよく思うのは,「指導する」というのは「教える」ということとは必ずしも同じではないということ。「教えない」ということも指導の一環だろうし,綱だけ垂らしてあとは登って来いというのだって,十分にあり得る。ATI的に言うと,その指導が合う学生,合わない学生がいて,学習成果はそれによって異なるみたいな話によくなる。


でも,そういう見方というのは結局は,教師と学生の(1対1)対応でしか見てなくて,どちらかといえば「2次元」的に教授学習場面を捉えているような気がする。実際は,教師と学生以外にも学生と学生の間でダイナミックな学びが展開されていて,その重要性というのは一般的に認識されているよりもかなり大きいと思う。なので,もっと「3次元」的に教授学習場面を捉えていかないとダメだと思う。


例えば,典型的な例は「動機づけ方略」の研究。従来のほとんどの研究は,教師が使う動機づけ方略と学習者の動機づけの関連を扱ったものばかり。周りの学習者を含めた学習者集団が持っているグループダイナミクスと学習者の動機づけの関連を扱った研究はほとんどない。でも,実際問題,学習者の動機づけなんて,教師が影響を与えられるものよりも,周りの学習者から受ける影響の方がずっと大きいはず(と,私は考えている)。そのような前提に立つと,今後の研究でやらなきゃいけないのは,個々の学習者を動機づけるような「学習者集団」をどのように作っていくかを調べること。学習者集団のダイナミズムで,それぞれの学習者を動機づけていくということ。


じつは,私が研究室(ゼミ)を運営する際には,上記のことにものすごく心を砕いている。集団自体が「自己組織化」していく力をつけて行くと,あとは勝手にうまく行く(はずと,直感的,経験的に感じてる)。だから,「横」のつながりに加えて,「縦」のつながりも重視する。「みんな」で「みんな」を育てて,育っていく。そういう集団作りを目指してる。


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5月8日


今日は会議日。その後,夕方からは大学院の新入生歓迎会。Dとかになると自分よりも年上の方も結構いますが,今年度はMの方で同い年の方が入ってらっしゃいました。


同い年と言えば,学生さんに教えてもらったこちらを試してみたら,私,「29歳」とのことでした(笑)。来月,40になる予定ですし,最近白髪が増えて困ってますが…。


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5月7日


「motivation」とか「amotivation」とかがテーマの卒論があって,次は「demotivation」が来たかと思ったら,今度は「remotivation」というのが出てきた。いろいろあるものですね。ただ,最後のはどちらかというと,医療とか看護の分野で使われている単語じゃないのかな。


ゼミの方も3~4回授業をやってみたわけですけど,20人(正確には19人)いると,なかなか1回の授業で学生全員と直接話すというのは難しいものですね。もう少しどうにかならんものかと思うわけですが。個人的には,ゼミ生半分に分けて,週に2回授業やってもいいような気もしますけど,学生にとっては必ずしも良い解決策ではないですね。


ブルズvsキャブズは2回戦を終えて,1勝1敗。次戦はシカゴに移動して,土曜に第3戦。バスケに限らず,スポーツを見ていて厳しいなと思うのは,自分(たち)がどれだけいいプレーをしても,相手の方がそれを上回れば負けてしまうということ。これって,なかなか厳しい話。それに比べて,研究者というのは,まだまだ気楽なものかもしれない。だって,自分に勝つことさえできれば勝てるのだもの。


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5月6日


あっという間にGW終了。予定した仕事はほぼ終わったので,それなりに満足(作文の方は原稿用紙で25枚書いた)。その他,とくに変わったことはなかったのだけど,強いて言えば,奥さんと卓球したことぐらいかな(笑)。あとは卒業生が遊びに来てくれました。3月に卒業したばかりなので,ほとんど変わってませんでしたけど。




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5月4日


GWも早半ば。「素敵なゴールデンウィークをお過ごしください」と素敵な言葉をいただいても,“素敵”と“ゴールデンウィーク”のコロケーションを処理するのに時間がかかってしまうようでは,素敵に過ごすのは難しそう。結局は原稿書きに追われてる…。それにしても,一度目が「ハネムーン」だったとすれば,二度目は「オデッセイ」だな。


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5月2日


アゴが痛い。アゴなので,寝違えたとかいうことはないと思うのだけど。おかしいなあ。


NBAのレギュラーシーズンが終わって,各賞が発表されてますが,今シーズンの新人賞はカナダ出身の選手が初受賞。一昔前だったら,考えられないことですね。バスケットの世界ですら,時代は確実に変わってきている。日本もアメリカばかり見ていると,どんどん置いて行かれる。ヨーロッパでの日本の存在感のなさ(薄さ?)って,偉い方々は肌で実感してるのかな。ロンドンですら,街中を歩いていると,日本人はいまだに珍しがられる(笑)。


バスケといえば,プレイオフの1回戦が終了。ブルズは苦しみながらもバックスを撃破して,次はいよいよキャブズ。ほかのチームを観てても,「I」が前面に出てくるチームはどこも負けちゃってるな。「TEAM」に「I」はないって,昔,フィル・ジャクソンが言ってた。


2015年4月

4月30日


今日は授業×3の日。ただでさえ忙しいのだけど,授業の合間や授業後も学生,院生,卒業生が入れ代わり立ち代わりやってきてました。まあ,面白い話を2つ,3つ聞けたので良かったけど。


とある大学の名誉教授の先生から,最近書かれた論文を送っていただきました。同封されていたお手紙を拝見するに,先日書いた拙稿を読んで,わざわざ筆を執っていただいたようです。面識のない方に,読んだものだけでリアクションを起こし(たいと思っ)てもらえるというのは「究極の理想」に近いところがあるので,今日の嬉しかった出来事の1つですね。


もう1つ嬉しかった出来事は,とある会議の第2弾も無事に通過したお知らせをいただいたこと。おそらく5個ぐらい会議を通過していかないとダメなのでまだまだでしょうけど,とりあえず今のところは順調に進んでいるということでしょう。GWはこちらの方の作業も進めないといけません。


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4月29日


昨日はちょうど先日,動機減退(demotivation)の本を出された菊地先生とご飯。動機減退の話は英語論文ではそこそこ出ているものの,日本語で書かれたものはあまりないので,こうして立派な本にまとめていただけると,学生さんを指導する上でも大変助かります。




そんな菊地先生と高田馬場近辺をぶらぶら。本当なら馬場に住んでいる私が案内するところですが,W大に長くいらっしゃる菊地先生の方がずっとお詳しい。ということで,今回は初のミャンマー料理のお店にも連れて行っていただきました。どの料理も食べやすくて,日本人受けしそうな美味しい料理ばかり。自宅からも近いですし,これはまた是非お邪魔したいお店です。




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4月27日


こんなに月曜から頑張っちゃっていいのかというぐらい頑張った。おかげで結構進んだのだけど,また新しいのが飛んできた。


毎年恒例になりつつあるゼミの集合写真も今年度のものが出来上がりました。就活で4年生が数名参加できなかったので,写真上に転校生みたいに顔写真を張り付けておきましょうか。




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4月26日


今日は良い天気だったけど,朝から出勤。だんだん季節も良くなってきたので,休みの日ぐらいはお散歩に出かけたいもの。GWには一日ぐらい散歩に出かけてやる!(と,誰に宣言してるんだ…。)


午前中は大学で仕事して,午後からは移動して学会の運営委員会。会長先生とか,いつも新幹線でいらっしゃるとのことでしたが,会議のたびに新幹線で出てこなきゃいけないというのは,関東甲信越といってもやっぱり広いですね。


会議後は用事があって,池袋。用事を済ませてちょっとだけぶらぶらしていたら,迷子に。自分の方向音痴にはほとほと呆れます。


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4月25日


院生さんが無事に論文を出し終えたので,そのお疲れ様会。彼のお疲れ様なのか,私のお疲れ様なのかは微妙。途中,酔いも覚めるような話をしていた気がするけど,たぶん気のせいのはず。




バスケが面白すぎて,大変。試合を観るのが追いつかない。NBAの方は,ブルズの調子が少しずつ上がってきている感じがする。キャブズとのプレイオフ2回戦は死闘になるはず。bjの方は,京都がチーム結成以来,初めてのウェスタンリーグ1位通過。あの弱小チームだった頃が懐かしい(いつも応援しに行って負けた後,会場近くの焼肉屋で文句言いながら奥さんと反省会してたなあ(笑))。


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4月23日


今学期も,やる気のある学生さんがいっぱい授業を取ってくれています。先日もたかだか3分のプレゼンでしたが,もの凄く良いプレゼンだったので,どのくらいの時間をかけて準備したかと聞いたら,笑いながら「5時間です」と答えてました。教員をやっている以上,そういう学生の想いには応えないといけない。


今日も授業×3の日で体力的には疲れたんですけど,どの授業も学生さんたちが一生懸命やってくれたので,心地よい疲れ。お仕事の方ではストレスのかかる仕事が次から次へと降ってきて大変なんだけど,そんなことは言ってられない。だって,4年生だって,今なんか就活でみんなかなりしんどいはずなのに,今日だって全員,ちゃんと授業に出てくる。本当はあんまり人とは会いたくないことだってあるはずですよ。そんな時にだって授業に出てくるわけだから,行ってよかったと思うような授業をしなきゃいけない。


それにしても,今の4年生も頑張ってるし,院生も頑張ってるな(明日が論集の締め切りだけど,投稿予定の2人とも最終的にはとてもよくまとまりました)。あとは3年生が順調に伸びていってくれると良いのですが,どうなることやら。


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4月21日


今年度は職場で(気が重くなる)委員会の責任者を任されているので,そのスケジュール調整など。よりによって,今回はいつもの2倍の作業量。そういったときにこういうお鉢が回ってくるというのは,人生勉強しろということでしょうね。


ふと履修者名簿を見たら,明日の授業は履修者が「217人」になっている。多くの学生さんが授業を聞きたいと思ってくれるというのは嬉しいことだけど,200を超えるのはいくらなんでも多すぎ。これはストラテジーを練り直さないといけないかも。


この授業は今年で3年目ですが,受講者数が「139人」→「166人」→「217人」と増えてます。それなりに気合を入れて準備しているので,そのことがちゃんと(先輩,後輩などを通じて)学生さんにも伝わっているのだとしたら,嬉しいことです。そういえば,この3月に卒業した学生が「先生の授業は決して“楽タン”(=楽して単位が取れる授業)じゃないのに,人が集まるってすごいですね」と言ってた。たしかに出席は毎回取るし,ほぼ毎回ミニクイズとかやるし,明日もS. Gassの論文渡して読んで来いとか言うし。ゼミの学生でも単位落としてた人,いたもの(笑)。


いずれにしても,せっかく取ってもらうわけですから,少しでも多くの学生さんに,少しでも多くのことを学んで,感じて,実践してもらえる授業にしていきたいと思っています。


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4月19日


日曜だけど,朝から出勤。授業の準備をガチャガチャしながら,院生の論文(×2)の添削をして,英語の推薦書(×2)の下書きをして,その他諸々の準備をしてたら日が暮れてた。そんな中,留学中の学生から「Japanese Toilet」に関する(本人による)プレゼン動画が送られてきた。あいつは海外に行って,何をしてるんだ?


気がついたら,アレレが送られてきてました。あちこちで「分厚くなった」という話を聞きますけど,本当はもっと分厚くなる予定だったというのはアレな話。


就活を頑張っている4年生,最近は家族に買ってもらった「修造カレンダー」(正式名称「まいにち,修造!」)に癒されてるとか。私も買おうかしら。


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4月18日


今週は授業が本格的に始まったということもあって,いきなり忙しくなりました。


16日は今年度の3年ゼミ,4年ゼミの初回授業。3年生20人(うち,1人はオーストラリア留学中),4年生15人(うち,1人はアメリカ留学中),計35人。うん,多すぎ(笑)。でも,世の中にインパクトを与えるような学生を数多く育てて,社会に輩出するというのも私の大事な仕事だと思っているので,今年もまたチャレンジです。


夜はゼミ新歓。3・4年生35人が全員参加(うち,留学中の2人はビデオ出演)ということでした。これだけ人数がいるのに全員が出てくるというのは,それぞれに「期待」があるんでしょうね。皆さん,いろいろとお話ができてたら良かったですけど。ちなみに,正直,私はまだ3年生の名前と顔が一致していない(笑)。




今日(18日)はバスケを観てきました。bjの東京vs京都ですが,もちろん京都の応援です。試合は無事に勝って首位キープ。ベンチ裏一列目だったので,選手の緊張感も感じられる至福のひと時でした。来週末のレギュラーシーズン最終戦に勝てば,カンファレンス初優勝。今年も有明で応援できるかな。




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4月15日


今日は午前中に授業1コマ。初回で,しかも受講生が150近くいると,こちらもけっこう緊張するものです。まあ,徐々に慣れていくと良いのですが。午後から(というか,昼休みから)は帰宅するまで,誰か彼かのお相手。朝5時過ぎに起きて,7時台から出勤していたので,長い一日でした。


ある年配の先生(定年で4月から異動されたということは,かなり年配ですね)とメールでやり取りしていて,「早速のご返信誠にありがとうございました。安堵いたしました!」といったビックリマーク付きのお返事をいただくと,何となくこちらも安堵する(笑)。


2014年に出版されたある本を眺めていたら,海外の主要ジャーナルのestimated acceptance rateの一覧が出てました。例えば,以下のような感じ。


Applied Linguistics 10%

ELT Journal 10%

International Journal of Applied Linguistics 18%

Language Learning 5%

Language Testing 20-30%

Modern Language Journal 15%

Studies in Second Language Acquisition 10-20%

System 15%

TESOL Quarterly 5%


あくまで参考でしょうけど,こう見るとLanguage LearningとTESOL Quarterlyは際立って見える。一方で,Systemとかは経験的に(単著,共著含めて)3勝0敗だったので何でも通るのかと思っていたら,15%で3回続けて掲載される確率というのは,結構な数字になるんですね。


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4月14日


今日は良いことが2つ,3つ。


1つは授業が始まったこと。やっぱり,生き生きした学生さんの顔を見るのは楽しい。午前中の授業は今年で3年目になりますが,年々,やる気のある学生が増えていくような。後期からフロリダ,アラバマに留学するのでもっと英語を伸ばしたい学生,4年間ニューヨークに住んでて,ESL/EFL教育に関心がある学生,1年の必修英語,専門の講義を受講して,さらに勉強したい学生などなど,面白くなりそうな要素満載の学生さんばかりです。


そのほかは,とある会議が無事に終わって,まずは第一関門を通過したとのお知らせをいただいたり。まだまだ先は長いですね。


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4月12日


「努力する人は希望を語る,怠ける人は不満を語る」,たしかにそうだ。


今月の『英語教育』は,「やる気」(動機づけ)の特集。新学期にぴったりのテーマですね。まだすべての記事に目を通したわけではありませんが,執筆陣を見る限り,お知り合いの方ばかりです。また,とくに拙著を引用してくださっているから言うわけではありませんが,巻頭の八島先生による記事はすべてを言い尽くしてくださっているような気がします。


ふと思い返せば,『英語教育』では約10年前にも「やる気」の特集が組まれていました。基本的に,やる気や動機づけの話というのは多くのトピックに関係してきますから,あえて特集を組む必要もないのでしょうが,一定期間ごとにそれ自体を集中的に取り上げるといった意義はあると思います。


そんなこともあって,約10年前(正確には2006年1月号: 下記左側)と今回(2015年5月号: 同右側)の目次を以下に並べてみました。こう見ると,英語教育の分野において,やる気や動機づけの問題というのは10年前はどちらかと言えば教員養成や教科教育の立場から語られることが多く,その内容も熟練教師の経験や勘といったものが多かった(良い悪いということではなく,ただそういう状況だったということ)ように思いますが,現在は心理学における動機づけ研究といったものもすっかり馴染みのあるものになりました。また,動機づけのメカニズム,動機づけ理論などという言葉が使われていることからも明らかなように,研究や理論的な側面からより積極的な提案や実践的な示唆を与えられることも増えてきているように思います。


(写真をクリックすると,拡大表示されます)


さて,これからさらに10年後にはどんな世界が待っているのでしょうか。最新の研究動向につねについていくというのはなかなか大変ですが,次回(あるのかどうか分かりませんが)もまた執筆をお願いしたいと思ってもらえるように,細々とでも地に足の着いたしっかりした研究と実践を続けていきたいと思っています。


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4月10日


今日からいよいよ授業開始。といっても,私自身は金曜は授業日ではないので,お願いされた推薦書×2の構成を考えてみたり。また,バタバタとした毎日がしばらく続くのでしょう。あぁ,恐ろしい。


そんな恐ろしさが本格的に始まる前に,(久しぶりに)エクセルなどをどかちゃかいじりながら分析など。データ量が多いので,データの整形をして,基礎的な分析をするだけでもかなり時間がかかるな,これは。


一方,バスケを見るだけでも忙しいのに,気がつけば野球も始まってしまいました。巨人はあまり調子が良くないらしい(ニュースを見る限り)。良くない方が個人的には有難いのだけど。調子が良い(=強い)と,「“巨人を観ずに飯が食えるか”世代」は気になって仕方がないので。


職場の近くにある,よくお邪魔する居酒屋。知らないうちに,Kinki Kidsとか来てたのね。




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4月8日


今日は,スポーツ入学者対象のガイダンス。その合間に,3年生の学生さんやら,4年生の学生さんやら,院生さんやらが研究室に来てました(気がつけば,今日は男の子ばかりの日)。連日にわたって行われたガイダンスも今回でおしまい。明日からはいよいよもって,新学期の準備を加速化させなければいけません。


こんな調査結果を見せられたら,いろいろと物申したくなる方がいるでしょうね。まず,「研究時間を確保できるよう、各大学に工夫してほしい」というのは…(自粛)…さておき(笑),大学教員の仕事は「研究」・「教育」・「社会サービス」(社会貢献と言うべき)だけではなくて,「管理・運営」が大きいですし,その割合は年々増しているように思います。


また調査結果では,現在でも勤務時間の内訳に占める「研究」の割合は3分の1ぐらいのようですが,自分などの状況を考えると,まったく実感と合わない。「研究」などに割けている時間は,全体のせいぜい4分の1から5分の1程度。3分の1も時間が割けるのであれば,もっとまともな研究をやれてる自信はあるんですけどね。


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4月7日


今日は大学の入学式,ならびに父母説明会。後者などは,私が学生だった時などにはなかった気もしますが,時代ということでしょうか。


先週,新入生には(プレイスメントとして)TOEFL-ITPを受けてもらったので,その結果を踏まえて英語のクラス分けなども。新入生の入学時点での平均点も年々,順調に伸びているようです。少子化,大学全入の時代ですから,有難いことかもしれません。


ただ,入学時の英語力はすでに過去のもの。これからさらに彼らの英語力を高めていくのが,私たちの仕事です(やる気も高めなきゃいけないし,いろいろ大変)。と言っても,私自身,今年度は1年生の必修英語を担当しないので,英語力を高めていく先生方のサポートをするというのがもっぱらの仕事になりそうですが。


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4月5日


週末は,こちらの集中講義。土曜は14:00-21:00,日曜は10:00-17:00ですから,講義をやる方も受ける方も大変。でも,短時間の間にこれだけ集中してお話が聞けると,Dörnyei先生の思考様式が何となく分かったような気がします。




講義後はDörnyeiファミリーとの天ぷらに誘われたのですが,こちらも結婚式を終えて実家から帰ってきた奥さんの家族サービスをしなきゃいけないということで,退散。まあ,せっかくの機会でしたが,私らしいといえば私らしい。


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4月3日


「優しい」というのと「甘い」というのは違う(と思う)。植物を育てる時だって,肥料や水をやり過ぎると,決して満足には育たない。「水が飲みたいよ~」という顔をしていても,適度な我慢をさせることで,個々の植物が本来持っている潜在能力を十分に開花させる。水や肥料をあげたくても,こちらも我慢する,というのも,長い目で見れば「優しさ」だと思う。


やさしさというのは難しいのだ。


とある出版社の編集の方が研究室に来てくださったので,いろいろとお話など。さすが,この道で長く活躍されている方からは学べることがたくさんあります。ふと思えば,こちらの方とはもう10年以上前からお付き合いがあるはずですが,直接お会いしたのは今回が初めてでした。


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4月2日


新年度ということで,新入生の各種ガイダンスなど。全体のオリエンテーション,クラスに分かれての初年次ガイダンスなどがありましたが,目の輝いている学生さんが多く見られたのがとても印象的でした。ああいった学生さんのやる気を維持し,さらに高めていくというのが,私たち教員の仕事。


研究室にも学生さんが入れ代わり立ち代わり。4月から教壇に立つ卒業生,いきなり15コマ以上も担当するということでしたが,大丈夫かな。


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4月1日


あっという間に新年度を迎えてしまいました。いろんな準備が…。


明治での勤務も4年目。ようやく「4年生」に進級できました(笑)。今年度も大変そうな仕事が山積みですが,楽しそうなこともたくさんあるので,充実した1年になればと思います。いずれにしても,「Health comes first.」と行きたいものですが。


4月ということで,自宅前の桜もきれいな感じです。今週末にはもう散ってしまうかな。






2014年度

2014年4月~2015年3月の「日々雑感」はこちらです。